美意識
★★★★☆
日本民藝館にいって、柳宗悦と柳宗理さんが親子ということをはじめて知った私です。
彼の審美眼に感動して著書を見つけて購入しました。
かなり辛口のエッセイでした。
今あちこちであっている美術展や講演会なども、著者の目を借りていくと
批判すべきところがありすぎるほどです(もちろん発展途上の私には批判の余地はありませんが)
何が美しいかという大きなテーマに対し
柳さんの文章はとても説得力があり、心打たれると同時に厳しさにちょっと辟易。
多分私が甘いのでしょう。評価4は私の甘え。ものの見方としての一貫性があり、
よい本だと思います。
井戸と樂茶碗、光悦論など、テーマ別の文章もあり、美術鑑賞の参考書としても面白いと思います。