12年前のネット
★☆☆☆☆
著者は、日本でのインターネット立ち上げに関わったという
情報工学者の村井純さん。
1998年(12年前)時点でのインターネットにできるコト、
希望や些細な注意点が書かれている。
『インターネット (岩波新書)』の方が、読み応えアリ。
SOIはとても役に立ちました。
★★★★★
スクールオブインタネットの取り組みは、すばらしい内容がありました。
慶応大学、東工大の授業内容が、地方でもみられたので、たいへん勉強になりました。
その後、あまり進展がないのが悲しいです。
インターネット初期段階の本。web1.0時代の概要かな。
★★★★★
インターネットは進化速度が非常に早いため、こういう本もすぐに陳腐なものになる。歴史的視点でインターネットを知りたい人は前作と合わせて読まれるとよい。
インターネットの技術論よりもむしろネチケットに近い観点から書かれている本。セキュリティ概念とかPGPの成立過程の話も少しは出てくる。でも、あくまでも簡単な概略であり、技術論ではない。
私にとってはトラフィック分散の技術の話が興味深かった。印象に残ったのは教育分野への応用の話。学生のレポートをWWWで公開すると、総体的に質が上がる、というが、クラスにはどうしても書くのが苦手な学生もいるはず。そういう一部の不利益者を追い込んでいいものか、どうか。べた褒めでインターネットを持ち上げるわけにもいかない。不満な点は新しい経済モデルともいわれるオープンソースの動き、ボランティアベースで運用されているパソコン難民救済プロジェクト等の話を読みたかった。今後の情報化社会を占う重要視点なので。
続編
★★★★★
本著は続編であり、
その後、急速に一般に広く普及したインターネットの状況を踏まえ、
前作でのインターネットの基礎知識の解説に加え
最近の問題点について補足したものである。
インターネットが大きく我々の生活をかえつつあるが、
新たな問題が発生してきたことも事実である。
インターネットについて考察してみるのも興味深いものである。
「インターネット」と併せて読めば価値があがる
★★★☆☆
1995年に発行された「インターネット」の続編。1998年までの3年間は、インターネット上に新しいビジネスモデルを確立しようと、誰もがやっきになっていた時代。渦中にいたものにとっては、少し物足りない記述なのが残念。