この本ではセキュリティへの脅威(機密性、完全性、可用性の喪失)とその対策、さらに被害者、加害者、犯罪者にならないためにいかなる行動を取るべきかについても説明されている。
インターネットの急速な普及にともない、ウイルス等のコンピュータ犯罪が多発している。しかし、今だに「安全と水はただ」という楽天的な気持ちを持っている人も少なくないのではないか?この本を読んでいて、"!How secure is secure enough?"という言葉が出てきて、なるほどと思った。セキュリティの対策に完全はない。しかし、最善の対策を行ない続けるしかないのである。それが未然に事故を防ぎ、自分達の利益となるのだから。