読みやすく、とっつきやすい。
★★★☆☆
タイトルにもあるような『サザエさん』と株価の関係をはじめ、
・「運動部の廃止」と利益の関係
・映画の収益と株価の関係
・オリンピックと株価の変動(銘柄を買うタイミング)
などといった、
身近なできごとと株価の関係を統計データで分析しています。
「行動ファイナンス入門」となっていますが、
入門書になっているのか疑問は残りました。
視点はおもしろいと思いますし、
文章の書き方も難しくないので読み物としては楽しめます。
しかし、
実際に書かれていることを信じて投資をしたとしても
儲からないでしょう。
理由が後付けっぽいですし、
関連がありそうでも原因として判断するには安易過ぎますしね。
暇つぶしの読み物としては良いのではないでしょうか。
何故がわからない
★★★☆☆
最近行動ファイナンス理論に基づく投資信託も登場してきており、
行動ファイナンスに関心をもっていたので、本書を飛んでみたが、
データ分析結果の紹介のみで、何故の分析を心理学や行動論を使って
どの様に分析していくのかは全く分からなかった。
入門ということでこんなものですというのならいいが、ファイナンス
関連の入門書であれば、もう少し突っ込んだ内容も織り込んで欲しい。
タイトルはセンセーショナルだが・・・
★★☆☆☆
サザエさんの視聴率が上がる
↓
在宅率が高い
↓
家にいて休日に消費しない
↓
だから株価が下がる
内容的にあっと驚くようなものは少ない。
視点を変えているだけであって、
結局、単なる統計データの分析に過ぎないので
あまり参考にもならないし、
雑学ネタにもならない。
うーーん…
★★☆☆☆
この本に、なにかしら「教養書」的意義を求めているなら、買わないほうがいいです。
行動ファイナンス、ということですが…この本は、すべてが、心理学や行動学に基づいていて、経済学・経営学といった事柄とは無縁のように感じられました。(経済学的要素は、株価という視点においてだけだった気が…)
様々な事象(タイトルどおり、サザエさんの視聴率と株価の相互関係等)と株価の関係を書いてあるんですが、どうも、理論があやふやな感じで、無理矢理に「関係ある」って結果づけている感がありますし。
「トリビア」を見る気持ちで読むには、面白い本だと思います。
本書は行動ファイナンスの紹介に過ぎない
★★☆☆☆
本書は、具体例を使って行動ファイナンスという学問がどんなものかを紹介してあります。しかし、学問を勉強するようなものではありません。
行動ファイナンスとは、株価の動きや投資行動と心理学を結びつけた学問である。例えば、オリンピックと株価(オリンピック関連銘柄)の関係を調べることなどである。
本書は、いろいろな事象と株価を関連付けながら説明してあります。結論的に、事象と株価の上昇との間に相関関係が見られたからといって、そのことを鵜呑みにしないほうがいいとおもいます。結果的に、そういう関係がでているだけだと思います。ポイントは、どういう身近な情報を探し当てるかで、自分なりの株価の参考情報がわかるのではないでしょうか。
インターネットの普及で、低コストで機関投資家と同様の情報が簡単に得られる。しかし、コストのかけ方の点で一般投資家は機関投資家に比べて不利な状況である。そこで、本書を参考にして身近な情報を投資行動に活用したほうがいいのではないかと思う。