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<非婚>のすすめ (講談社現代新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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結婚するしないは個人の自由だけど ★★★☆☆
結婚したくても様々な要因で結婚出来ない人が多い最中、非婚のすすめを論じられてもねぇと思うわよっ。
それに、著者は経済学等を専門にされている割に、何となく最近の著者の言動は左翼的っ。まるで国家を形成する一単位の家族というものを否定しているかに見えるわ。

そして、結婚と言うのは実は意外と経済が動くものなの。結婚に際して支払われるものはなにも結婚式代やウェディングドレスだけじゃないわよ。あんた。
家具や家電、車、時にはマンションや家の購入だってある、ハネムーンの旅行も、生命保険の加入だってありうるし、人によっては出来婚によるベビー服購入もある。

そう考えるとどれだけ莫大なお金が動くか?それによっての経済の流れが読めない御仁ではなかろうに。
結婚による家族や家庭の形成は実はお金の流れに非常に大きな内需拡大の要因となっている。
そして、今の人達がなぜ結婚できないか?その原因を著者は経済論から探るべきだったと思う。って、もうその手の本が数多存在するわね。
所得の安定が見込めないこのご時世を作り、バブルはじけて後の年次改革要望書を受け入れて以降、アメリカ型の物事を受け入れて、不安定雇用層(派遣・フリーター)を量産したけど、
それが日本の国家の基軸である家族を育成できない社会になった訳ね。そして戦後の教育によって精神的支柱を失った日本人達。
そういう日本人に非婚を薦めるより、ご自身が結婚しているわけだから、折角なら結婚して協力し合って家族を作る事を進めた方が経済学者的で良かったのにって思うわ。
こんな本書いてる時点で著者の結婚は失敗したのかな?とか勘ぐっちゃうじゃないのさ。
ある意味のジョーク ★★★★★
この本は面白いです。
ベストセラーになった「年収300万円」よりも独自の視点で丁寧に議論されています。
姿勢はもちろん真剣ですが、ある意味のジョークというかリラックスした意識で書かれていることを感じます。
こういう本を通じて、日本の社会や自分の人生、結婚を考えるのも面白いですよ。
マニュアル本や教科書のようにしか読めない人は、
著者の意見に反発するかも知れません。
読み物として大変おもしろいです。 ★★★★☆
テレビタックルなどによくでているあのおじさんの本。

読み物として大変おもしろい。
180ページというページ量も
「わかって楽しい新書」として適量だろう。
筆者は家族という制度に縛られないで
いまからはシングルで生きてこうよということを提言する。
前半では
家族、ロマンチック・ラブ・イデオロギーなどが人工的なものである
ということを証明する。
それを前提に後半では
筆者の専門である経済学の観点から
税制面、社会保障面でいかにシングルが「お得」かを説いている。

この本が出版されておよそ10年たつ。
今のところ筆者の未来予想図は当たり、未来希望図ははずれている。
 
未来予想図はシングル志向は強まり、雇用は流動化し
所得格差も拡大するということ。これは的中している。

しかし筆者の未来希望図ともいえる
あとがきに書いているような「ラテンでいこう」という
気楽に、今日のことだけ考えて楽しく生きようなんて思考は
あまり流行らなかった。
その代わりに蔓延したのは「自己責任」という言葉。

日本人はラテン気質になれない体質なのだろうか。
それとも隣の芝生が青いではないが
やはり他人がいい思いしてたら、そりゃ気楽にゃなれないでしょ
ということだろうか?
既婚者に云われたかないぞ ★★☆☆☆
本書の欠点は、既婚者である著者が「非婚」をすすめても、説得力を欠く事である。
離婚してから「結婚して後悔した」旨の書籍を上梓するのなら分からなくもないが…。
システムによるドライブ ★★★☆☆
これを書いている時も、テレビでは花婿学校の話題や少子化問題の
ディベートをやっていました。97年に出版されたものの、
今でも十分通用する話題という事でしょう。
制度(システム)が個人の指向性(例えば結婚観)をある一定の
方向に向かわせる可能性についての言及が面白かったです。
自分で自分なりの考えがあると信じて疑わない人たちも、無意識の

うちに考え方に影響を与えているのかなと思うようになりました。
後半の税金の話では、もう少し図式を使って説明してもらいたかった
です。そしたら星4つにしたのですが。