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遺書―5人の若者が残した最期の言葉 (幻冬舎文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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あなたは考えたことがありますか? ★★★★★
あなたは考えたことありますか?
いつも身近にいる人が自分の知らないうちに、自らの命を絶ってしまったら…。

社会の歪みや影の部分を多く取り上げる幻冬舎文庫から出版されたこの本。いじめや鬱病などを理由に自殺した人の直筆の遺書の写真と文面、そして自殺に至った経緯、家族や身の回りの人のその後を細かく記載し、章の最後には遺族による遺書への返信があり、読んでるうちに思わず目頭が熱くなることもありました。自殺という問題が非常にリアルに感じられ、読み終わると非常にやりきれない気持ちになります。自殺を示唆するような文章や暗号で明らかに主張しているのにやすやすと見過ごしてしまう先生や教育体制、自殺してしまった人の権利を踏みにじり、自殺の原因になった人を逆にかばう様な現在の法制度、事実関係を隠し続ける学校など様々な現代における社会問題が浮き彫りになっています。

そして自殺者の生き様、遺族の声から大切なメッセージもたくさん受け取ることができます。
私は、この本を読んで暗い気持ちになると同じくらい、自分が鼓舞されるような気持ちになりました。

親としてできる事 ★★★★☆
娘の通う中学で、イジメによる自殺があったことが明らかになり、親として、人として、命というものについて考えさせられました。
そんなとき、出会ったのが本書でした。
ここに取り上げられている5人の自殺者のうち、3人が中学生で、何がショックかといったら、自殺者の家族は、こどもの異変に気付いていなかったということです。
もし、娘がある日突然、ベランダで首をつっていたら?ある日突然、ビルから飛び降りたら?
考えただけで、恐ろしくて悲しくて、眠れなくなりました。
もっと、娘と話をしよう。学校での出来事や、友達とのこと、何か悩んでいることはないのか?いつもいつも、娘の心の状態をしっておきたい。それが、親としてできることだ。そう思いました。
学校や、教育委員会の現状についても、このままではいけないと強く思います。
何からやればいいのか、分からない。でも、何かを変えなければ!そう思うのです。
もっと、人が助け合うことが出来る世の中になってほしい。人が苦しんでいるのに、無視したり、見て見ぬふりをせずに、人が人に、手を差し伸べることが自然にできる世の中になってほしい。
私は、親として、娘に何をしてやれるか、いつも考えながら過ごしたいと思います。
13歳、13歳、14歳、19歳、25歳、の五人です ★★☆☆☆
誤解のある言い方をすれば、
自殺者の心情を深く楽しみたい自分には合わなかった。
本人を取りまく家族との絆を紹介するような本です。

しかも、取り上げてる5人のうち、4人が10代。
それも13歳とか14歳とか19歳とか。
こんな年齢の自殺者は、
自殺までの心情があまりに単純で未熟なケースが多くてあまり趣向に合いませんでした。
親や教師の傘の下で日常の多くを左右され、
金銭的な自由も持ちませんから、
結構あっさり死を選びます。

一人25歳がいますが、これも鬱病患者で参考になりません。
この病気は突発的に死を選んだりするので、不可解さが残るだけです。
最期までの心情が、他人には読めない。

「若者」というのはわかってたものの、
もう少し自殺者の心情を深く、メインにして欲しかったというのが個人的感想。
できれば、成人の健常者が死を選ぶまでの経緯を読みたかったです。
まったく参考にならないレビューでしょうけどすみません。
ただ、子を持つ親の人には良書だと思います。
いかに、子供の事を全て知るのは困難だというのが教訓として伝わる内容だから。
評価をして良いか迷った ★★★★★
共感した部分も多く涙が出た。。
特に20代の方のものは僕自身も社会人ということもあり、非常に印象が大きかった。
他の方の『強い心が 欲しかった』という部分にも…
死んじゃ駄目だよ!! ★★★★★
不謹慎ながら・・・とても良い本だと思いました。
こういう本を探していたのです。

実のところ、僕自身、二ヶ月前位から、鬱的な状態に陥り、リスト・カットなどを始めたり、一日中(死にたい・・・)と考え続けたり・・・と、散々な精神状態にいました。

まるで、頭に石が詰まったかのようで、悪い思考しか浮かばず、ひとりでいると、理由も無く涙が滲んできたり・・・このままだと、本当に死ぬ・・・!

そう危機感を抱いた僕は、二週間前に精神科に行きました。
薬を投与され、今までの鬱状態がまるで嘘の様に治りました。(僕は、薬が効きやすい体質だったのでしょうか?)
そして、冷静になってみると、なぜあそこまで(死にたい)としか、考えられなかったか、自分でも分からないのです。
そう・・・こういう(死にたい)という精神状態だと、思考が視野狭窄に陥ってしまうのです。
だから、本書などを読む時、精神的に余裕がある状態だと、自殺した若者五人の心理が理解しずらいのです。

もっと別の解決策は無かったのか!?
と、他人は痛烈に感じるのです。

・・・ですが、僕自身、あそこまでの状態を味わってしまうと、彼らの解決法が分からなくもないのです。
そういう状態の時は、「死」しか見えてないのです。
そして、また、(嫌だ、死にたくない!)という感情面の矛盾に板ばさみになっているのです。

あくまでも、僕の経験から言わせてもらいます。
餅は餅屋に・・・では、ありませんが、そういう時は、お金をもらっている「プロ」の人に頼るのが一番です。
勿論、家族、友人、恋人に打ち明けて解決するなら、それに越したことはありませんが、それすら無理なら、病院に行きましょう!

周りからの励ましの言葉・・・、確かに解決策の一つかもしれませんが、所詮は言葉です。
言葉で解決すらなら、こんなに苦しんでいません。
風邪で寝込んでいる人に「頑張れ、頑張れ」も良いですが、まず、薬を与えてあげましょう。

そして、それが精神を病んだのであれば、それも同様に抗鬱剤等の薬を投与すべきです。
少なくとも、自分はそれで解決しました。
そんな簡単なことで、済むのなら、一人で悩んでいないで、病院に行って下さい。
僕はそれを痛感しました。

問題なのは、一人で抱え込み、解決しようとしてしまう、強すぎる責任感なのです。
だから、お願いです、本書の五人の様に、「死」を選ばないで下さい。

死んじゃ駄目だよ!!