南条あやさん
★★★★★
私は彼女の保護室を知り、読んでいたらあやちゃんの文章力や音楽に強く惹かれました。あやちゃんと同じ薬が処方されると嬉しくなります。あやちゃんが大好きです!!
実際に死んだという事実が、大きい意味と説得力を持って来る
★★★☆☆
内容的には、数ある否定的評価のほうに同感します。
どうしてもこの人は、死とかリストカットで遊んでたり、
それを日記を彩る道具にしてるような印象が強いです。
ただ、このパフォーマンス的なとこが、
彼女をネットアイドルまで押し上げた一端になってるとこはあると思います。
ただ真面目で、根暗で、ひたすら死と向かい合ってるようなブロガーだったら、
ここまで多くの人を惹き付けてはいないかもしれません。
そして誤解を恐れずに言えば、
彼女は実際に死んでしまった時点で、自分はそれなりに認めてしまいます。
死を肯定しつつ、死を気取りつつ、実際に死なないパターンというのが、
最も説得力も無いし、共感もしません。(そういう類いの人間や、書籍も多いです)
まったく無意味なレビューですみませんが、
この本で自殺うんぬんを考察する内容でもないですし、
実際は自殺ではなくて薬に関する事故という見方もありますが、
彼女が実際に18歳という早さで死んでしまったのは事実であり、
若過ぎる死にはどこか魅力的な哀愁が付いてきて、
一種の憧れすら抱かされてしまうような自分には、これは「アリ」な本でした。
読んだ感想。
★★★★☆
最初の死の前日に書かれた四つの詩と「いつでもどこでもリスト・カッター」は、良かったです。
(しかし、「いつでもどこでもリスト・カッター」に関しては、別冊宝島「自殺したい人びと」ですでに読んでいたので、飛ばしましたが。)
本書のメインは、彼女のホーム・ページ上で付けていた日記です。
南条あやは、文才あり・・・として、話題になっていましたが、そこまでの文才は、日記自体には感じませんでした。
別に普通の日記では・・・?
ただ、彼女の場合、重度のリスト・カッター、合法ドラッグ・マニアという、普通とは違う個性があるため、そこが日記に魅力を与えているのでしょう。
乱暴な言い方ですが、その部分を抜いてしまえば、本当普通の女子高生の日記になってしまいます。
ただ、評価星四つと高めなのは、詩と「いつでもどこでもリスト・カッター」に魅力を感じたためです。
心の病をお持ちの方は読まない方が良い
★★★☆☆
心の病をお持ちの方は読まない方が良い、「心の病をお持ちの方」を支えるご家族の方は
一読しても良いかもしれません。
彼女を決して「アイドル」と思ってはいけないと思います。
当時は「ユニークな娘」で通ったかもしれませんが、今としてはメンタルヘラーの氷山の一角に過ぎません。
「過激にポップなモノローグ」聞こえがいいですね。しかし読んでみると薬で躁状態になっているだけとしか思えませんでした。
彼女の日記より、お父様の苦悩が心に突き刺さりました。
病んでる方は逆に、読まないでください。
★☆☆☆☆
私は、このあやさんと似たような病気を抱えています。なので
同感できる気がしたのと、流行ってたので読んでみたかったのです。
もう3年程前に読んだのが初でしたが、それまでおさまっていた
リスカが再発しました。
この本は、リスカを正当化しようとしています。また本人もそう
望まれています。しかし、リスカは何も生みません。
確かにリスカする気持ちを知りたい方はいいかもしれませんが、
実際に現在精神的にやんでる方がこれを読まれると、
リスカにいたる可能性があります。つらさをこの本の主人公のように
自分に刻んでしまうのです。
そしてリスカがあたかもかっこいいかのような言い方も見受けられます。
決してバイブルなんてもんじゃなくて、彼女の日記。それだけです。