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CUTTING リストカットする少女たち (集英社文庫)

価格: ¥650
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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少女の悩み編 ★★★★☆
悩み等で苦しむ少年は発狂したり、自殺が目立ちますが、少女は何故かリストカットで精神を落ち着ける術を持っているという。
自己防衛に自己を傷付けるのである。
この違いに興味を持った私はこの本を手にとりましたが、なかなか頭の悪い私にも良く分かりました。リストカットしない人にも、理解しやすいと思います。
値段も安く、リーズナブルですし、オススメ。

リストカットは心の病です。 病院へ行けば専門の指導があります。悩むより、病と割りきって病院行きましょう。

あと、自殺は「殺人」です。
やめましょう…。
こころに傷を抱えた少女たち ★★★★☆
 本書は、CUTTINGといわれるリスカをする少女たちの面接の記録である。

 気がついてほしいけど、気がついてもらえないこころの傷がある少女たち。
それは、一言では表わせない感情である。そして押さえることのできない衝動性・・・・
 自分を傷つけてしまうことにより、自分の存在を確かめるような行為

 わたしも自分を傷つけたい気持ちがある、いつその衝動性に負けるかはわからない。

 本書を読んでいて、涙が出てきた。すべてわたしとは同じではないけれども、本の
中の少女たちの気持ちを少しでも共感できたような気がする。

 本の中の少女たちにも、幸せであると感じるときが来てほしいと思う・・・
わかりやすい自傷行為の本 ★★★★★
私は境界性人格障害の病気における症状の1つとして、自傷行為を繰り返しています。
自分ではどうしようもないのに、他人には理解されない苦しさの中で葛藤し、いつもその結果としてリストカットをしてしまいます。
自分でもコントロールや説明ができないので、もちろん、両親が理解できるわけがありません。
そこで自分でも知りたいし、親にも理解してもらいたいと思ったので、この本を手に取りました。
いろいろな症例を挙げているし、わかりやすく書かれているので、両親はもちろん、自分でもどうしようもない感情を理解することができました。
自傷行為について様々な本が出版されていますが、周りに自傷行為をしてる人がいて、その人をきちんと理解するには、この本がおすすめです。
何冊か読んだ中で、私の家族がきちんと納得できたのはこの本でした。
リスカがしたいと言われて ★★★★★
 私は精神科看護師(男)です。「話がある」「近くにいて、手をにぎって。」と3人組の20代女性患者さんから、いきなり言われました。はっきり言ってとてもとまどいましたが、話を聞くと「リスカがしたい」「はさみでいいから貸して」と?????「どうすればいいのか?」看護師20年、精神科9年、今までに体験したことの無い無力感・脱力感「どうすれば・・・」。その場は「話を聞いてくれるだけでいいから」といわれ聞くことしかできません、私は正直に「すまない、ごめんなさい僕には何もできない、どうすればいいのか?わからない」と言うのがやっと。
「ほんの少しでも良いから何かできれば」と思い、以前後輩看護師(女)から薦められた(全く興味なく読んでいませんでした)この本を引っ張り出して読みました。
 この本では自傷症として定義され、様々なケースをあげて説明されています。自傷症の原因は多岐にわたっていること、「有効な手助け」としてのセラピストのあり方などのポイントが書かれています。
 正直なところ精神科看護師でありながら、まだまだ迷いの世界にはまっていますが、この本はとてもよく書かれておりリストカット(精神科)とは関係ないと思っている方も、是非読んでいただきたい本だと思います
非専門家のための書 ★★★★★
本書が著された目的の一つは、自傷症とそれを取り巻く状況に関する正しい認識の啓蒙だという風に感じる。そのため本書は専門用語を使う事を可能な限り避けて、出来るだけ平易な言葉で解説しようとこころみられている。もちろん、ごく数ページにわたり精神病理学的解説も加えて、臨床心理学や精神医学の専門家のニーズにも答えようとしている。解説に用いる用語は非常に工夫されており、その翻訳の巧みさも光る。

自傷症にまつわる問題には学術的には不明な部分も少なくないにもかかわらず、著者は重要な部分は断定的言い回しで繰り返し述べている。つまり本書にはメリハリが有る。例えば「自傷行為を行う事は、他者を信用出来ず、自傷による痛みや麻痺感の方が信用出来る」という感覚が有ると繰り返し述べ、後半ではそれに付け加えて「この様な孤立が長く続けば続く程重症化し、治療が難しくなる」という事を強調している。これは自傷症のみならず、脅迫性障害や拒食症にも言える事で、著者はその事にも言及し、悪循環の弊害については特に強調する。学術的問題は別にして、著者が強調する部分にはさすがになるほどと思わせられる。断定的に強調する事が著者の持ち味であって、本書では重要な事を中心に述べ、そうでない事は思い切って割愛したという印象だ。

本書はリスカなどをする方とそれを取り巻く方に特におすすめしたい。
内容が強く印象に残る書だ。
大人に読んで欲しいです ★★★★★
お店の迅速なご対応にまず☆5です。仕事で必要だった本でしたが、痛々しい(著者も思いつつ書かれたそうです)内容でしたが、カウンセラーとして、この方の出された4冊の本は素晴らしいものがあります。