皮膚を切り開いて、栄養を送る管をつながれた主人公サラの姿や、サラの友ディアドレが過食と嘔吐の末トイレで悲惨な死を遂げる場面は、胸が詰まるような思いで読みました。自分を心から愛する事が何故こんなに難しいのか、また、彼女達をここまで追い詰めるものは何か、読者も一緒に考えずにはいられない物語です。