アーケードゲームマニアの間で、究極のシューティングゲームと評された今タイトルは、DCへの完全移植版。ポイントは、自機に用意された白と黒、2つの属性を使い分けてわざと敵の玉に当たりパワーアップしていくというゲームシステム。今までのシューティングゲームにはない戦略性が要求され、よりスリリングなプレイを楽しむことができる。

   本作は、本州のはずれに位置する「鳳来ノ国」を舞台とした古代史的な設定をベースとしている。chapter01「理想」、chapter02「試練」、chapter03「信念」、chapter04「現実」、final chapter「輪廻」と5つのステージで構成され、各ステージでは独特の姿をした美しいボスが待ち受けている。

   DC版は、プレイ画面を横画面2タイプ、縦画面2タイプの計4つのモードから選択して楽しめる点も特徴のひとつ。また、DC版オリジナル特典として「おまけ」が豊富に用意されており、ある条件を満たすことで「イラストギャラリー」や「サウンドモード」、「プロトタイプモード」が出現するようになっている。DCの表現力を最大限に引き出した美しいグラフィックは、アーケードファン以外にもおすすめ。（弥富久和）