フォークルさよならコンサート(紙ジャケット仕様)
価格: ¥2,500
ザ・フォーク・クルセダーズが、1968年10月17日に行った解散コンサートのライヴ盤。この日の10日前、東京でのコンサートはすでにライヴ盤として出ているが、これは真に最後の日の音源。最近になって発掘され、加藤和彦ときたやまおさむが選曲と監修に参加している。第1部が旧メンバーの2人を加えた5人編成、第2部では3人だけの演奏という2部構成で、客席からリクエストを募ってそれにこたえたり、ステージと客席とのやりとりがあったりと、この時代らしいほのぼのとした雰囲気がそのまま伝わってくる。動物にまつわる曲シリーズなど、全体的にユーモラスな曲が多いが、最後の2曲だけはしっとりとした歌と演奏で、ファンの泣き声も聞こえてくる。3人のコーラスによる秀逸なハーモニーはさすが。(小山 守)