ルーカス・アーツ社制作のゲームは、単なる映画のゲーム化ではなく、映画の番外編として位置づけられるのがおもしろいところ。ゲーム自体が「STAR WARS」の世界を作るエレメントのひとつになっているのだ。『スター・ウォーズ(TM) ジェダイ・スターファイター』でも、オープニングのテーマ曲はもちろん、レーザーの発射音まで映画と同じサウンドエフェクトが使用されている。また、宇宙空間の描写や、爆発時のエフェクトなどからも、ゲーム制作スタッフの「STAR WARS」へのこだわりが見てとれる。ぜひ映画本編を見てからプレイして欲しい。
『エピソード1』の「ポッドレース」も、ゲーム化するために考えられたかのようなシーンだったが、ルーカスはゲームの企画を考えて「スターウォーズ」を作ってるのではないか? そう考えざるを得ないほど、ルーカス・アーツのゲームは「STAR WARS」そのものといえる。(万里麻仁郎)