腰痛の訴えを持つ方を普段扱う治療者の方はぜひ読んでみてほしいと思います.少なくとも、腰痛を訴える方の治療はそう単純なものではないということはわかると思います.そして自分が普段行っている治療方法について検討を加える必要があるという思いを持つ方もいると思います.
もちろん腰痛とは様々な病態によって現れる一つの症状に過ぎないわけであり、現時点では原因を必ずしも特定して分類できないのに腰痛の訴えを持つ方を全て対象として研究を行っている現状は妥当性という点では疑問も残りますが、それでも普段の臨床に関係する疑問について科学的な見地から検討を加えることは重要だと思います.お薦めします.