【ストーリー】関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。【映像特典】キャストインタビュー(ビートたけし、三浦友和、椎名桔平、加瀬 亮、國村 隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗)、劇場予告編、特報、TVスポット【スペック情報】カラー/(予)130分/(本編約109分+特典約21分)/ドルビーデジタル(5.1ch・ドルビーサラウンド)/片面2層/16:9(スクイ...
「ワル」の濃厚ドラマが観たかった
★★★☆☆
残念ながら、今一歩の感。北野監督は大好きな監督なんだけど十分満足というわけにはいきませんでした。
一言で言ってしまうと、ドラマ性が淡白。悪人たちの葛藤するもっと濃厚なドラマを期待していたので。
タイトル通り「極悪非道」、確かに出てくる奴らはワル。殺し方や痛めつけ方はかなりエグイ感じ。
でも、想定の範囲の悪さというか・・・。「悪い奴らだからこれぐらいのことは当たり前にやるわな」
という感じで観ている方も済ませてしまう。例えば、「コイツはきっと親分を裏切るんだろう」と
思って観ていると、実際その通りに裏切る。逆に、「コイツは裏切らない役所なんだろう」と思うと、
やっぱりその通り裏切らない。しかも、ビートたけし扮する大友組・組長と配下の組員たちは、
上の親分たちの思惑に振り回されるだけで、動機において本人たちに「極悪非道」がない。むしろ同情される人たち。
それなら、その部分がドラマチックに描かれているかというと、それほどでもない。
ラストも、今回はどういうふうに持って行くか非常に期待していましたが(というのはこれまでの作品と違う
エンディングを考えるのはなかなか難しいと感じていたので)、「うーん、これか・・・」というのが率直な感想。
俳優陣は、椎名桔平、加瀬亮の評判が特に高かく面白かったですが、個人的には北村総一朗とか石橋蓮司なんて
ベテラン陣がやっぱりしっかりしている印象が強く、とても安心して観ていられました。
私のように期待を膨らましすぎなければ、楽しみどころは結構あると思います。そもそも裏社会モノが好きな方なら
「損した!」はないでしょう。でも北野監督自身も今回の作品は「及第点ギリギリ」と言っていたので、
修正ポイントをしっかり掴んで臨む次回作「アウトレイジ2」は期待大だと思います。
北野バイオレンスの原点に近い作品
★★★★☆
北野武監督の真骨頂といえば,「バイオレンス」と「静寂」です。
この日本のわびさびにも通ずる独特の世界観に私たちは魅せられます。
これが最も上手く出ていたのが「その男,凶暴につき」から始まる初期の作品群でした。
ただ,監督としてメジャーになった後に撮った「burother」「座頭市」などの作品は,この動と静のコントラストが薄く,若干物足りないものがありました。
しかし,本作品は,久しぶりに北野監督らしい,ヤクザを次々と消していくスカッとするバイオレンス,その間にある静寂の間がなんとも気持ちよく織りなされています。
俳優陣も三浦友和、椎名桔平、杉本哲太,小日向文世、北村総一朗ら実力派俳優が揃っており,演技もとても楽しめます。
個人的には椎名桔平のにやっとした表情や恫喝している表情がよかったですね。
その他,単調だが耳に残る音楽も激しいバイオレンスと静寂を引き立たせてよくマッチしています。
ストーリー自体としては,ヤクザの抗争や同じ組織内での駆け引き等それほど目新しいものではありませんが,全体としては見応えのある作品だと思います。
何度か見たいと思える作品でお勧めです。
ヤクザの喧嘩
★★★★★
観ているこちら側からすれば、小さな事から始まったただの派手な喧嘩。
でも、彼らにとってはとても大切な事なのでしょう。
かっこいい!泣ける!というシーンはなく、ひたすら殺しあいが続くだけの映画。
グロテスクなシーンが多いので、苦手な方や子供にはオススメしません。
シュールなギャグシーンが所々盛り込まれており、グロとギャグのギャップが面白かったです。
白けてしまう人もいると思いますが。
個人的に一番良かったのが音楽です。
ノイズのような、ラジオのダイヤルを回した時の様な音が癖になります。
オープニングの、明るいようで暗い、これから始まる惨劇(喧嘩)を表しているかの様な不気味なBGMが妙に耳に残りました。
とても面白い映画でした。
流行りの泣ける映画ばかりで刺激が足りない方はどうぞ。
ヤクザ
★★★☆☆
色々な殺し方があるが、気に入らないのが機関銃を撃ちまくるシーン … どうも好きになれないんだよな〜 普通じゃん 安っぽく感じてしまう。 でもこの映画はすきだけど…
おもしろい
★★★★★
ビヨンドが出て前にも観たのですが、セットで欲しくなり
両方購入し観ましたがやっぱりTAKESHIはおもしろい