喪黒福造氏は何を象徴しているのでしょうか。
「笑ゥせぇるすまん」第一巻を読みながら感じたことです。
ココロのスキマ・・・お埋めします、と書かれた名刺を持ち歩いています。
ココロのスキマ・・・確かに、大きな失敗や苦痛ではないのですが、毎日生活している日常でふと頭に浮かんでくる妄想、欲望のようなもののようです。
もうちょっと幸福なら、もうちょっとお金があれば、もうちょっと楽ができれば・・・といったほんの僅かな欲望を持ち続けていると、その小さなもののためにせっかく築いた安定をすべて壊しかねませんよ、という黒い欲望の象徴なのでしょうか。
毎日が同じように訪れてくれることの幸福を感じる必要がありそうです、現代人は。
他人が作り出した商品化された欲望に振り回されている現代人を描いた作品だと受け止めました。

笑ゥせぇるすまんのこと喪黒福造に出会った者は初めは良いもの最後は最悪の結末を迎えてしまう。
読んでいて、喪黒福造も中々、えげつないことする奴だなあ、と思いながらも喪黒福造と出会った人間も最悪の結果を迎えるようなことをしており時より、自業自得だなとも思える。また、喪黒福造の言っていることは僕個人、厳しいながら当たっていると思う。笑ゥせぇるすまんは哲学的な作品です。

・・・・・これは、ギャグとして読みましょう。人の心のスキマを埋めるどころか開いて突き落としている喪黒福造は、見ているだけで笑えます。突っ込みどころ満載のキャラです。実際に居たら、絶対嫌です。関わりたくないです。確実に不幸にされます。決して言い過ぎではないです。

ブラックユーモアの決定版！
ドーーーーーーン！！！

【蔵書：全巻】１巻だけ喪黒福造の顔が違う。人間の裏をブラックユーモアとともに描く。

どーん！で有名。人間の見られたくない一面を掘り下げた作品。Ａ氏がいうには、子供の頃の夢がやがて欲望にかわり、欲望が満たされるときやはり、どんでん返しがくる、という大人への教訓マンガだという。

ココロのスキマ埋めて欲しいと思ってましたかなり切実です。
人差し指一本であなたもドーン。

原作よりアニメの方が面白いというのも珍しい。
でも怪し気なセールスマンが現代の社会に於ける誰もが持つであろう「心の隙間」を埋めると見せ掛け人を陥れるというアイディアは秀逸。

これぞブラックの王道じゃないでしょうか？人のココロのすきまを埋めるを商い？にしている喪黒福造のオムニバス形式のお話です。赤の他人から見返りもなく幸せが舞い込むっていうこと自体おいしい話。怪しさいっぱいです。何も知らない現代人のココロのスキマを狙った落とし穴が・・・・。
もう深夜ＴＶ放映された日にゃ、親とは一緒にＴＶ見るのがなぜかつらかった。。。喪黒なんかにゃココロのすきま埋めさせへんで！（笑）

Ａ。
実益よりも趣味。商売よりも、人の人生を狂わせて楽しみたいがための営業活動。喪黒福造の陰鬱陰惨活劇。

「読む」★★★★☆　「見る」★★★★☆　この世は、老いも若きも男も女も、ココロの寂しい人ばかり……・・・いいセリフですねぇ。この作品に出てくる人たち（被害者達？）は悩んでることとかはとても一般的なものばかりなのですが、このせぇるすまん、喪黒福造にかかると、なんで（ほぼ）みんな不幸になっちゃうんですかねぇ？店長も一度喪黒さんと合ってみたいものです。
スキマだらけのココロ、うめて下さい……

ブラックユーモアから出てきたキャラクター喪黒福造、顔のインパクト強し！ココロに隙間のある人用注意。完全に悪だよね。

私の持ってるのはこれとは違ってコミック版なんですが、画像がないのでこっちということで（笑）
現在この文庫版で出ています。全５巻（でいいのかな？）
昔、「ギミア・ぶれいく」内でアニメ化され大人気になりました。
私もアニメ版を見てこのブラックな世界にハマったくちです。
「ああ、今回この人はどういう末路を辿るんだろう・・・」って楽しみにもしてたり（笑）
いつ読んでも面白いです♪