Contender
価格: ¥1,010
チノパンを履いたスイング・ダンサーがテレビに登場し、だぶだぶのズートスーツ姿のクラバーがアメリカ中のあらゆる大都市に現れる以前から、ロイヤル・クラウン・リビューは誇らしげに彼らのレトロなサウンドを積み重ね、アンダーグラウンドのLAのナイトスポットを見ていた。だが、好奇心として始まったことが全国的なブームとなった。『The Contender』で、RCRは再び自分たちをスイングのジョニー・アプルシード、つまり開拓者だと主張している。正しいカルチャーのアイコンたち、マーロン・ブランドやベティー・ペイジの名前をチェックし、数々のクラシックなナンバーをカバーし、陽気なドゥーアップの「Stormy Weather」から、デイジー・ガレスピー「Salt Peanuts」のハードなバップのバージョンまで幅広く取りあげている。このグループはしっかり復習していたらしい。シングルの「Zip Gun Bop (Reloaded)」、あるいは「Big Boss Lee」、アルバム・タイトルのようなオリジナルの曲は、彼らが負けまいとしており、とにかく印象的ではある時代の歌よりは激しく揺れている。このアルバムは、あなたの父親のオールズモービル車と同じような音楽的価値はない。だが、あなたの“お祖父さん”ならば、いかしていると感じることだろう。(Daniel Durchholz, Amazon.com)