イラストに引かれて買ってみました。
自分は飛行機にはほとんど素人ですが、まったく知識のない機体オンリーなのでちょっと厳しかったです。
マイナー機に紹介するのが趣旨ですので、コレは仕方ありません。

飛行機に詳しい方向けで、素人が知識を得るといった性格のものではないようです。

模型誌のモデルグラフィックス誌に掲載されていた内容を１冊にまとめたものです。
内容と価格は、連載時に確認していたので納得していたのですが、予想できなかったのが本の装丁です。
サイズがＢ６判で、立派なハードカバーです。
好きなところから読み始めて簡単にやめることができる内容なのに、ハードカバーのため片手で持つことが難しく、指が吊りそうになりました。両手でしっかり開いて読む必要があります。
イラストを生かすためにも、Ａ５判サイズのソフトカバーにしてもらえれば、完璧でした。

不成功に終わった1930〜1950年頃のマイナーな軍用機を岡部氏がイラストを交えながら１機ずつ紹介していくというスタイルの本です。
著者のマニアックな知識に基づく詳細な説明がなされつつも、アイロニカルでライトな文章と豊富なイラストのおかげで非常に楽しく読み進めることができます。
ただし技術史的な批判や航空力学に基づく考証などはほとんどなく、あくまでエッセー的な作品です。
特異な飛行機の形状やそのエピソードを楽しみたい方にはおすすめ。

トンでもない飛行機を作ってたんだなぁ・・・って思いました
速さではなく、遅さを重点に置いた飛行機とか
中には、こんなんで飛ぶんですか！！？みたいな飛行機もあったり
世界の名戦闘機に飽きてしまった人なんかには面白いのでは？

試行錯誤して失敗していった日の目を見ない飛行機ばかり!!
ドイツと日本が少ないので今後に期待だけど,買って損無しだよ
夢が有っていいよ☆