ジャクソン家の末娘もその兄弟にならって、子どものころからショービジネスの道を歩みだした。子役からアイドルと順調にキャリアを積み、82年には本格的な歌手活動をスタートさせた。
   こちらは親族をシャットアウトし、ジャム＆ルイスをプロデューサーに迎えた86年の意欲作である。<6>などの5タイトルのシングルが、それぞれ1位から5位というサイクル・ヒットを記録した。
   トップシンガーの仲間入りをした彼女に、「ジャクソン」の名の威力は必要なくなりつつあった。（春野丸緒）