一つの技法
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FATファイルシステムの特集が勉強になりました。
これまではログファイルを保存するためにメモリカードの利用を考えてきました。
特集の第6章では、アプリケーションプログラムをメモリカードから読み込んで実行するという方法を紹介しています。
ROM の大きさ、RAM の大きさ、開発の道具の制約などに対応するため、
自由度を高めるための道具として有用だと思いました。
ブートローダが利用する領域を、ローダ起動後にデータ領域として使う方法についても示唆しています。
ブートローだと、アプリケーションローダが、先頭にベクタテーブルが来ることを想定した
同じ構造を前提にすることにより、分かりやすクなっています。
また、長いファイル名は、プログラムの大きさが56Kバイトを超えるため非対応との事。
必要最小限の機能と情報がつまった記事だと思いました。
ps.
筆者の松浦さんは、名古屋市工業研究所でFPGAを使ったVerilog-HDLの研修で
picoブレーズを利用したCPUの教育もされていて、毎年何かしら試作して実演されていました。
手仕事は早さが命だと思いました。