さんざんレビューに書かれていますが、黄奇人のお顔が公開されています。
彼の顔は美しすぎて、見ただけで魂がとんで気絶するとか･･･。
原作でも、今比較的旬のお方ですね。
別に好きなキャラではないのですが、それでもお顔が･･･と聞きわくわくしました。
正直、思っていた程ではありませんでしたが、
そういった設定のキャラを絵にしただけでも本当にたいしたものだと思います。
もちろん美形でした。（ただほとんどのキャラが美形なんで･･･微妙？）

漫画としては普通ですが癖を感じますので、
この手の絵が好きな方か原作が好きな方でないと、値段に納得はしかねるのではないかと思います。
ただ、巻を重ねるごとに読みやすくなっています。
イラスト的な(原作の)補完や遊び心もあり、
原作を読んでいる方でも読んでいない方でも十分に楽しめると思います。

　　イラストを担当する由羅カイリさんの漫画。まあ、イラスト本程度かなと思っていたら、とっても丁寧なお仕事に感心しました。
　お話を再現しつつ、ちょっとしたお遊びも込められています。
　帯には、噂の美形尚書お二人のお姿とありますが、個人的には霞大師の素顔（仙人）にとっても似ているなあと言う程度の感想です。
それよりも、文庫本のイラストを描かれているので、未来の登場人物。官吏となった秀麗姫と鄭悠舜がしっくりと画かれているのがうれしいです。

　この漫画と同じような境遇に、「銀英伝」もあります。　本体の「彩雲国」が、大きな山場に差し掛かっているときに、この辺のストーリーでは、おそらく完全な終わりまで「エヴァ」のように描き切ることはないでしょう。
　その辺が寂しいですが、一時をタイムスリップする感覚で過ごすのもいいでしょう。

　初期の彩雲国物語（新章からは大好きです）は個人的にあまり好きじゃないので、ストーリー自体は文庫と同じ（当然か）く、可もなく不可もなく。

　しかし、絵がきれいですね。これだけでも見る価値がある。
　黄奇人さん、確かに美形でした。「お」と思ったくらい。そして彼と仲良しの紅黎深さんも大変美形で、目の保養になります。よくもまあこんな美形ばっかり出てくるのを描き分けられるなと変に感心してしまいました。黄奇人はどっちかっていうと女っぽい美人なんだけど、紅黎深はきれいなのになぜか男っぽい感じがする。これは見てもらわないと分かりません。

　メインの秀麗と劉輝の掛け合いも絵で動いているのを見ると面白いです。アニメの絵より断然好きだな。
　
　全体的にラノベのコミック版だと侮ってかかると返り討ちにあう出来。セリフの入れ方とかコマ割りとか、実に絶妙です。うまいなあと思ってしまう。
　普通のコミックスよりちょっと高いけど、中身の満足度も高いです。

素早い対応で梱包もきちんとされてて良かったです。あと本屋にないから助かりました。送料無料はありがたい。また買います。