面白い...けれども
★★★☆☆
テンポ良くサクサクと読めました。
ただし登場人物の心情描写があっさりなため感情移入できませんでした。また人物像(特に上の妹)もはっきりしないため、いまひとつといった感じです。
他の小説でもそうですが、この著者はあまり心情描写が丁寧ではなく全体的にあっさりした印象を受けます。
面白くないわけではありませんが、もう少し丁寧に表現されていればさらに良かったと思います。
ヒストリカル パラノーマル ロマンス
★★★★★
16歳で両親を事故で亡くしてからは年下の妹達の世話をして24歳になったCaroはもう結婚とかはあきらめていた。
すぐ下の美貌の妹Viviは伯母の援助を受け社交界にデビュー。 彼女に近づいていたのは若くハンサムでお金持ちの子爵
Adrian Kaneだった。彼には吸血鬼ではないかという噂がある。 CaroはAdrianにひかれながら、Viviを守らなければという
義務感もあってAdrianの居城に同行する。
さて、本当に吸血鬼なの? 途中出てくる昔の親友ながらAdrianを疑って追い掛け回している警察官 Larkinとは?
過去の女性 Eloisa とは? 昔の親友だったというVictorとは?
ともかく息もつかせず読み続けることができます。意外な展開もあるし。
ヒストリカルが好きな人も、パラノーマルが好きな人も是非読んでみて。
ヒストリカル・ロマンスなんだけれども新しい。
★★★★★
読み終わってしドキドキしたのは久しぶりです。
あっという間に読みきってしまいました。それだけハラハラ、ドキドキの展開。
もちろん、ヒストリカル・ロマンスですから、結婚を巡る貧しい三姉妹や結婚相手の貴族などのお話です。
でも、今回はそれにパラノーマル(吸血鬼)が加わったのです。
重く、暗くなりそうなパラノーマルの話が、登場人物の生き生きとした個性で、ロマンチックなだけではなくコミカルな要素も加わり
スリルとロマンに溢れた素敵な作品になっています。
是非、読んでみてください。