レ・ミゼラブル 少女コゼット 13 [DVD]
価格: ¥3,990
ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を原作に、ヒロインの少女コゼット(名塚佳織)に焦点を当てたTVアニメーション『世界名作劇場』シリーズのDVD第13弾最終巻。第49話「私のお母さん」第50話「永遠のリング」第51話「明かされた真実」そして第52話(最終回)「銀の蜀台」の4話収録。マリウス(勝杏里)との結婚が決まったコゼットは母の墓を詣で、シスター・サンプリス(かないみか)から母のことを聞かせてもらう。そして結婚式の後、ジャン・ヴァルジャン(菅原正志)はついに自分の秘密をマリウスに明かし……。まさに壮大な大河ドラマの終焉にふさわしい涙と感動の幕切れ。そもそもはコゼットを主人公にしたものと思ってはいたが、やはりジャン・バルジャンの存在は大きく、また中盤では彼女が霞むほどに他のキャラの個性が引き立つほどではあったが、それゆえに最終的な彼女の心の成長も第49話で見事に描かれていたと思う。それにしてもジャンの慈愛や無私の献身には人として頭の下がる想いではあり、家族で楽しむ「世界名作劇場」復活第1弾として、世代を超えて人の理想や信念の強さと美しさ、そして「人は変わることができる」(第51話でのジャヴェール〈松山タカシ〉の素晴らしき立ち振る舞い!)と言う希望を伝える意味でも大任を果たしていた。(増當竜也)