Love Hunter
価格: ¥2,487
ホワイト・スネイクは、ヴォーカリストのデイヴィッド・カヴァーデールが、ディープ・パープルとの痛ましい別離ののちに結成した。カヴァーデールならではのブルージーなボーカルによるヘヴィー・ロック(デビュー作はバラード集だった)を世に送るために組まれたこのプロジェクトは、またたく間に元ディープ・パープルのジョン・ロードの壮大なキーボードとイアン・ペイスの華々しいドラムを加えるまでに成長し、サウンドは厚みを増し、歌詞はさらにあからさまに略奪について歌うようになった。ペイスの加入前にレコーディングされた本作は、巨大なヘビに挑発的にまたがるグラマラスな女性をフィーチャーしたジャケットで、たちどころに有名になった。そして、単なる女性差別主義者のロッカーとして片づけられることの多いカヴァーデールが、さまざまなスタイルの音楽を自在に操っていることも明かしている。えげつなく暗い内面を歌ったロック(「Mean Business」)、どうしようもないほどに官能的なR&B(「Rock'n'Roll Women」)、情熱的でソウルフルなスローテンポのアンセム(「Walking In The Shadow Of The Blues」)。バンドをその後の10年にわたる成功へと導いた本作は、ホワイト・スネイクらしさが最も発揮されているアルバムだ。(Dominic Wills, Amazon.co.uk)