臨床研究・EBMとは内科の世界の話で、一般の小児科臨床医に
とっては遠い世界の印象があった。
疫学の知識の必要性・論文の批判的吟味の重要性は、頭で理解
できても我流の勉強ではとの不安もあり、
何か適切なテキストがないかと探していた方が多数ではないかと思われる。
著者はハーバードで疫学を勉強した小児科医。
今後、日本の小児科医が臨床研究・EBMを語る場合この本の
内容を理解していることが前提になってくるのではないだろうか。
姉妹本の『How to Make クリニカル・エビデンス』も同時に
読むことをお薦めしたい。