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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

価格: ¥1,750
カテゴリ: 単行本
ブランド: 早川書房
Amazon.co.jpで確認
『ハーバード白熱教室』NHK教育テレビにて放送中(2010年4月4日~6月20日、毎週日曜18:00~19:00、全12回)!

ハーバード大学史上最多の履修生数をほこる超人気哲学講義、待望の書籍化!




1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。

つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。

哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。

アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー"Justice: What's the Right Thing to Do?"、待望の邦訳。
面倒くさがりのおっさん特選 ★★★☆☆

あー。
見た!見た!!

店頭で書籍の帯を見て
気になっていたんだ。

オトナな読書だね。
活かせるかどうかは別として
ダビデのオススメ ★★★★★
この本、おすすめです。
JT ★★★★★
自由至上主義。リバタリアニズム。
難しい用語がたくさんちらほらしますが・・。
非常に面白い。

テレビで見ている方が、ディベート形式に近い形になり、
講義というか、会場全体をひきつける魅力がある。

それが、白熱教室と言われる所以でしょう。

東大でのものがNHKで何度か放映されていました。
読むにはなかなか労力がいりますが・・・、
自分だったらどう考えるかを考えさせられる内容になっている。

実際に判断をしても、本当にそっちでよかっただろうかと疑問を抱く事が多々ある。

そして、マイケル・サンデルの指摘事項にうなづくだけになる事が多々ある。。。

自分で切り返せるのか、かんがえてみるのも面白いかも。
naorinのお勧め ★★★★★
ものの様々な考え方を提示し、何が正義かをいろんな事柄を挙げて考えさせます。
テレビで話題となって依頼、何冊か読み漁りましたがが、この本は良くまとまっていると思います。
究極の選択の問題が突きつけられ、自分ならどうするのか、人としてどう考えるのかを絶えず突きつけられます。
正解はないのだけれど、いろんなものの考え方があるのだと知的好奇心が満たされます。お勧めです。
ぶっくぶっくの読書 ★★★☆☆
一緒に考えてみよう

今の時代に(今の時代だからこそ)真っ向から「正義」について議論を重ねる講義がアメリカ・ハーバード大学で人気講座となっているそうです。本書は、その講座をまとめたものだそうです。

究極の選択のような設定があり、自分が選択した根拠を論理的に説明するものですが、一方的な講義ではなく、討議形式で授業が進むところに意見や価値観の多様性、客観性に自分なりに気が付くということなのでしょう。

著者のサンデル教授の意見も各章に記述されていますが、本の形式では実際の討論ができないので、どうしても予定調和的になってしまい残念です。やはり実際の講義を聴くのが一番でしょうか。
MIYABAYの本棚 ★★★★☆
読み終えるのに時間かかりました。次々と展開される議論についていけず、挫折すること数回。でも、読み終わってみると、その論理展開の素晴らしさに、あらためて感服。これを生で聞ける生徒は本当に幸せ者。最後の授業は間違いなくスタンディングオベーションでしょう。
化粧品のおススメ ★★★★☆
「1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺しますか?」

私はですね、殺せません。5人を助ける為に殺人はできません。
私はそう考えますが、5人助かるなら1人を殺すと考える
人もいるでしょう。

世の中、みんなが満足する答えはないし、結局、自分の
中にある正義が正しい答えなのだと感じました。

ハーバード大学で史上最多の履修者数誇る名講義。
あなたはどう考えますか?
愛と冒険と生活に疲れた主夫 ★★★☆☆
正義とは、物事を判断する基準であり、~主義といった指針を個人が意識するいかんにかかわらず日常的に選択を強いられ続ける生き方そのものなのだろうか。道徳?信念?美徳?誇り?責任?倫理?アイデンティティ?権利?宗教?自分の日常生活に照らし先人の知恵を活用したい。現実の出来事や選択に哲学をもって行動するのはなかなか難しそうだけど。
キリスト教保守派とリベラル派のようなわかりやすい対立の図式があれば、日本でも政治に関心が高まるのかな?それよりも政治家が人気取りのパフォーマンスだけでなく、党が作った当たり障りのないお題目ばかりでなく、自らの哲学を語って人間力を示してくれる方が魅力的なのかも?
COBS ONLINE編集部&メンバーのオススメ ★★★★★
COBSメンバーようすけさんのクチコミです。

哲学に詳しくなくても、分かりやすく、具体例を入れて説明し、よく考えさせてくれる素晴らしい本
My Favarite  ★★★★★
今まで正しいと思っていたことももう一度考え直す必要があることを教えてくれる良書です。
ビジネス関係に置きましたが、人間の生き方そのものを考えるきっかけを与えてくれるようなインパクトがあります。
時間をかけてじっくり読み、じっくり考えるべき本だと思います。
セブン&アイグループのビジネス哲学 ★★★★★
一応哲学科専攻でしたが、哲学書というと3行読むだけではきそうになってました。しかしこの本はぐんぐん引き込まれる。社会の問題に置き換えて実践的な学問に近付けており、生きるための学問として哲学を選択することができます。
商品のオススメ ★★★★★
難しい授業でも出席したくなります。
おすすめの一冊。
新商品マニア ★★★★☆
「正義」=Justiceの意味についてあらためて考えさせられる本でした。
正しいこととはなにか?道徳とはなにか?自由とはなにか?独りで読み考えることも大事だが、議論することも大事と思わされました。TVで紹介された教室での議論があってこそ考えをまとめられたと思います。
深みのある良い本です。
良い本なのだが ★★★★☆
一人の人間と5人の人間どちらが大事か
考えさせる本なのだが難解でまだ読み終わらない
哲学や人間について考察してしている。
評価も難しい本である。
いとうのクチコミ ★★☆☆☆
答えはないです。
でも、それを考えるということが大切であるということを
痛感する良い本です。
全力100%サポートを目指して ★★★★☆
自分で物事の「正義」を考えると言う事自体が今の
日本には不足しているかもしれません。

「正義」は「常識」という薄い言葉に置き換えられて
いつのまにか慣習や世論によってのみ物事の善悪を
決めていないだろうか。

この本は物事の正しさについてもう一度考えてみよう
という呼びかけであり、様々な人の考え方を吸収
出来る良書であると思います。

ひとつひとつのテーマが、本当に何が正解か分からない
哲学的なものだからこそ、考え悩む事の大切さが明確
になっています。

今、正義についてもう一度「正しい事とは何か」と
考えるきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。
A慶堂 ★★★★☆
ちらっとテレビを見て面白そうだったので購入。期待を裏切らない一冊だった。テレビの方はテンポが悪くてやきもきしたが、その分、書物の方では活発な議論の応酬がなくて、まあどちらも一長一短というところか。ただ、ラスト2章で急に論調が怪しげになったのは残念。あまり論理的に思えなかったというか、年配者の胡散臭い説教みたいな感じ。議論の前提にあるのはアメリカの社会制度だが、日本にとっても他人事ではない。小さな政府か大きな政府か、代理出産問題、政治家と嘘、先祖の罪をいつまで・どこまで補償すべきか、同姓婚問題など、今考えて決着への筋道を描かなくてはいけないものばかり。改めて問題提起し、それを整理して、ヒントを与えてくれる書物としても、なかなか実用性は高い。
畏れずに、どうぞ! ★★★★★
NHKの「ハーバード白熱教室」が大好きなので、
欲しくて欲しくてたまらなかった本です!
でも、本屋さんに行ってもなかなか売ってなくて---やっぱり、「哲学」というだけで敬遠されてしまうのでしょうか? 
もしそうだとしたら、
本当に本当に
ほんとーーーーーーに
残念です!!
自分は未熟な青二才で、「哲学」と聞くと やっぱり腰が引けちゃうような人間ですが-----
でも、「ハーバード」という文字に魅かれてテレビを見てみたら、その面白いことオモシロイこと!!
テレビを見てから本に入った方がいいかもしれません。
見たらきっと、この本が欲しくなるはずですよ^^
たしかに、講義内容はとても「簡単」とは言えません。
それでも、それについて自分でよく考えてみるのも、
とっても楽しいことです。
ゆっくり、じっくりと、自分自身の力で。
これぞ、「学ぶ」ことだと思います!^^