こめたろうの発掘記録
★★★★★
主人公は少年。とても普通で、
だけども普通ではない少年。
この物語に、脇役など存在しない…
面白くて笑えるのに、ドッと涙も溢れた。
単色の活字を読んでいるのに、世界には鮮やかに色がつく。
この作品を手に取った自分を褒めてあげたい^^
非日常が溢れすぎている、すごくすごく素敵なの作品。
日々うまうま
★★★★★
香月先生の作品は今更私が何を言う必要も無いでしょうが、甥っ子姪っ子には必ず贈る本がこの『妖怪アパートの幽雅な日常』です。
所謂一般的には不幸な少年(本人は色々な意味で否定するでしょうが)が、非日常が満載の妖怪アパートで成長していく話です。
ミもフタも無い説明ですが…。
私が子供たちに勧める理由は、家族や友人たちとの人間関係に悩む時、漠然とした将来に不安を感じる時、是非この本を読んで主人公と共に悩み、共に闘い抗い、共に打ち勝つ勇気を持ってほしいという願いを込めているのです。
勿論大人にも読むに充分値するお話です。
良い児童文学は大人にも愛されるモノですから。
よしむーのなんでもガイド
★★★★☆
妖怪を題材にしつつ、作者のテーマが剛速球で投げられてきます。
なんのひねりもなく直接作者のいいたい事がキャラクターを通して語りかけられてくるので
お話はとても分かりやすいです。
地獄堂霊界通信と同じ世界のようなので(時系列はわかりませんが)
昔地獄堂を読んでた人もところどころ楽しめる要素があると思います。
色々な世代にオススメです。
おばかさんに乾杯
★★★★★
文庫版です。表紙の犬はクリたんの育ての親?でしょうか。るり子さんも表紙に登場するといいな……。
本棚の夢語り
★★★★★
十三歳で両親を失くし、伯父の家で肩身の狭い思いをしていた夕士は、高校進学と同時に寮に入れることを心底喜んでいた。
しかし入学直前に寮が火事で全焼。
そんな夕士が辿り着いた不動産屋で紹介されたのは、トイレと風呂は共同だが
二畳の板間と六畳の和室と賄い付きで格安のいわくつき物件。
通称「妖怪アパート!」
モチロン人間も住んでいる。
アパートの素晴らしきキャラ達はみな魅力的。
決してキャラ萌え小説ではありません!
母子の忌まわしい絆の話は泣けます!
色んな場面で心がザワザワします。
人以外のモノ達は人間以上に人間らしく、
そして優しいのです。
妖怪アパートでの奇妙で怖くて哀し過ぎる出来事に直面して
そこにあるものを、そのままに受け入れることで
見えていなかった自分が見えてくる。
大きな優しさに包まれて、とことん語り合うことで
夕士は自分らしくに生きるということを考える。
これは読みやすいし、とってもお勧めです。
記憶の本棚
★★★★★
文庫で登場!児童書としては「YA!ENTERTAINMENT」で全10巻で発売されています。主人公が周囲の人間(妖怪含むw)によって良い方向へ変わっていくのが読んでて爽やかな気分になります。
☆はらっぱの読書★
★★★★☆
やっぱり妖怪とかの話好きです。妖怪が出てきて面白く、楽しく!!だけじゃなくて、夕士の境遇だったり、クリとくりの母親のことだったり、考えることはあります。
十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで「妖怪アパート」次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。妖怪アパートの個性的なメンツは必見です。
クラチカ舎
★★★★★
【文庫/続刊中】面白い!YAの中でも心から大人が楽しめる作品て実は少なかったりするんですけど、これは年齢関係なく楽しめる!!多分、”子供だけの世界”でお話が完結しないで、大人もきちんといて、彼らの世界に参加してる所がミソなんではないでしょうか。このアパート、怖がりな私は慣れるまでは大変そうですが、絶対暮らしたいです。るり子さんの手料理食べたら好き嫌い無くなりそう!!【あらすじ】夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていた…。▼詳細はタイトルをクリックしてご確認下さい▼
あまのべ書店
★★★★★
同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん—十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート”!次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ、待望の文庫化。