その前に阿形vs猛虎ですね。本当、現実の相撲でも二転三転すると本当に手に汗を握りますよ
一瞬の勝負。全ての視線が向かう先。賭けてきた全てが報われるか否か。……評価されてほしいよなぁ、相変わらず

そして、後援会の皆様との夏場所打ち上げ。シリアスな始まりとはいえ、本当に鯉太郎の成長は見ていて格好良いなぁ
あと、白水……どんまい。吽形さん、そんなのあったのね……。川口さん？　いつもどおりでしたよ？

相撲教習所編。鯉の精神的成長と努力で積み上げてきた肉体と、物を語っていましたね
しかし、36・37・39話。あれは笑うのは失礼だろ、とは思いつつ抱腹絶倒しましたね。主に椿のせいで
出会った石川大器。「口の悪さとは裏腹に〜」系の悪友？いいえ、ライバルになりそう
そして、田上さんとの再会もあります。見ていて微笑ましかった

「お前も厄介な時代に生まれたな、田上…」
「俺の見たトコ、とんでもねー怪物が二人もいるぜ」

その一人が、教習所にいた。その人物は、巻末のおまけでやレビュータイトルである程度分かるような人物です
次巻は名古屋場所。とりあえず皆さん、バチバチを広めて相撲見て、よりどっぷり角界に浸かって生きましょう
……自分じゃ全然到達しきれそうにない世界みたいですが



そして、まさかの非カラー版ですが「あの袋とじ」が掲載されています。本誌で見た衝撃は今も忘れていません
「あの人」を本当にこの人かと疑いましたよ……ええ

猛虎、阿形、王虎といった格上との対決を経験してきた鯉太郎
同期の集まる教習所では全く敵なしかと思えば、新たな火種がひとつふたつ……

夏場所が終わって練習風景が主になっています。
それでも周囲や読み手を熱くさせてくれる主人公がとてもかっこいいです。ストイックな所が彼の魅力ですが、
同期の仲間たちと一緒にいることで兄弟子たちのような明るさが出てくればいいなと思います。

物語はまだこれからだ！　と感じさせてくれた第５巻でした。

もう5巻というのか、まだ5巻というべきか
とにかく楽しみに待っていたバチバチ5巻です。

内容としてはとりあえず一段落、そして新たなステージへといったところでしょうか。阿形対猛虎は主人公の取り組みとは違った熱さがありましたね。白水さんは相変わらずいじられキャラで良い味出してます。
この漫画を読むようになってから、テレビの相撲中継もちょくちょく見るようになりました。現役のテレビに出ている力士たちはとても勇ましく力強いですが彼らにも当然ながら下積み時代があり、あの朝青○でさえそういった時代があったんだなあと思うと何とも感慨深く思えてしまうか不思議です。なぜこんな話をしているかというとこの巻が相撲教習所篇だからです。主人公のバチバチした生き様も好きですが、力士たちの風習や日常生活、力士同士の隠語、練習風景の描写があるのもこの漫画の好きなところです。そしてこの相撲教習所篇はまさしくそういった部分を描いた巻ででした。その分魂をぶつけ合うような取り組みはなく、仕方ないといえばそうなのですが物足りないと思ったのも事実です。両方を求めてしまうのは欲張りですね…
そんな感じな5巻です。

…え？タイトル？多分あのお方は人間じゃないです。通りすがりの菩薩か何かだと思いますよ？