最近、私も行き着けのバーができたが、たとえ銀座でなくても、みんなの住んでる町でみんなの「行きつけのバー」を見つけたらいいと思う。なぜなら、そこでは本書に書かれている世界が体験できるから。一歩進んで大人の世界に足を踏み入れよう。
著者は日本を代表するバーテンダー。私たち客がどのようにバーで過ごす時間を楽しめばよいか、お店の方はどんなことを思ってサービスをしているのかを、やさしい言葉で解説してくれます。著者の優しい人柄が立ちのぼってくるような文章で、構成もお定まりのカクテルレシピだけではなく、バーが開店するまでの舞台裏や、スタッフのチームワークなど、読みどころはたくさんあります。
これを読めばきっとあなたも「行きつけのバー」を探してみたくなります。