惜しい。
★★★☆☆
見開き2ページという制限のため、記述にやたら濃淡があります。というか、「濃」はなく「淡」ばかり目立ちます。これだけの執筆者を揃えたのだから、見開き2ページにこだわらず、もう少しスペースを自由に使って充実した記述をしてもらえば良かったのに。非常に惜しいと思います。
しかし、注目点もあります。初年級の教科書としては分子間力の記述が厚いのは特筆すべき点。この点はさすがで、編者の先生方の高いご見識です。私個人としては菅原先生、赤沼先生(ご冥福をお祈りします)が書いておられるのも嬉しい。これからは超分子化学とも言われていますしねえ。