私に新しい趣味を与えてくれた最高の本。

何をどのようにそろえれば、革での小物作りができるのかよくわかります。
平縫いという単純な縫い方しかないので、誰でも簡単にできるようになってます。
カラーでの、縫い方や針への糸の通し方などをわかりやすく書かれており、わかりやすいです。

革細工は難しくないので、初めてやってみたいという人には最高に便利な1冊です。
型紙もはいっております。

　本物の人が書いたら、中身が非常に理論的でシンプルで分かりやすい。解説も、取り上げる作品も、装丁もすばらしく、脱帽です。
　私は、皮のカバンの補修とシステム手帳の自作をこの本を参考にさせていただきました。本当に役に立ちました。

これ以上の革カバンの本はないでしょう。道具や素材の説明もかなり詳しくて本格的です。作品もスタイリッシュで素晴らしく、テクニックもさすがプロというべき確かさです。だからというべきか、本気モードで取り組まないと作れないものが多く、暇つぶしや気楽に作りたい人には向いてないと思います。初めて革カバンを作る人は、江面旨美さんの『バッグLESSON』という本の方が向いているかもしれません。この本は、最初から本気モードで革カバンを作りたい人向けの本だと思いますよ。本としての出来は星五つですが、初めて取り組むのには難しそうなので、星四つの評価にします。

一般にレザークラフトというとアメリカ系の装飾が何となく華美で使う側の造りに徹していないところが不満であったが、本書では一貫して実践的な革の加工法から縫い方までをカラー写真を多用して解説しているから、とにかくわかりやすく、本当に欲しいモノが手作りできるといった印象をもった。それもそのはずで著者は吉田カバンの創業者の娘さんであるとのこと。以前は帽子のデザイナーでもあり、デザインセンスも抜群だ。
本書ではカバン金具や道具の専門店まで紹介されていて、器用な方ならお気に入りのカバンの修繕もしてしまえるくらいだろう。もちろん一枚革の入手方法もお店の特長などを交えながら紹介されているから、第一段階の革の入手からつまずくことがない。
既製品でお気に入りを手に入れるのも良いが、手作りのカバンを作りたくなったときほんとうに役に立つお助け本である。

鞄づくりに興味があって、この本を入手しました。
この本の著者・野谷久仁子さんはあの吉田カバンの創始者の娘で自らも現役のカバン職人という方です。で、説明は懇切丁寧ですが…自分には革の鞄を作るのはこりゃ無理だわと言う結論になりました。鞄を作るのは時間と手間が非常にかかるというのが本を一読してわかってしまったからです。と同時に、いま持っている鞄は大事にしなきゃいけないなあ、という気持ちにもさせられました。
もちろん、説明は非常に易しく写真も詳しいので、鞄を自作したい人には一押しの本です。吉田カバンに興味のある方にも一読をお奨めします。