日本語で書かれたCox Modelの本としてはこれが一番わかりやすい。しかし、最近のCox Modelの発展（AG model,time dependent model,accelated model等）についてもっと詳しく書いていただければと思う。できればSAS　9.1で可能な例題を含む解説をお願いしたい。

日本ではじめて生物統計学を導入した大橋先生が書かれた本です。
これ一冊で生存時間解析は網羅できます。
内容は濃いの一言。詰まりすぎているかもというくらいです。
1行でも読み飛ばすとついていけなくなるかも。
この本を買って5年になりますが、読み返すといつも
新しいことを学んだ気になってしまいます。

初心者には辛いかもしれませんが、バイブルとして使ってほしいです。

この本に出会うまでに生存時間解析を理解するのにいったいどれだけ無駄な時間を費やしたことだろう。この本は生存時間解析を行うすべてのＳＡＳユーザーに対して｢決定版」といえる解説書だと思う。理論部分の丁寧さに加え、プロシジャの実例をふんだんに使っているのでプログラミングをする上でも、また、アウトプットの解釈をする上でも大変役に立った。本書はＳＡＳ ver.6.10 に対応した解説書であるが、願わくばSASの新バージョンにあわせた改訂版を出していただきたいものである。

統計学者の用いる術語は難解で、私のような一般の医療関係者にはかなりとっつきにくい。この本は生存分析を行う医療関係者にとって、用語、理論にふれ、生物統計学者に相談する前の下準備段階として、最低限度の礼儀として知っておいたほうがよい本であると思われる。すべて理解するのはかなり困難であるが、詳細に説明されている部分は親切に記述されている。個人的にはCox回帰の部分尤度、時間依存性共変量の項目が一番ためになりました。