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地名の世界地図 (文春新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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地図を見ながら見ると更に面白かった ★★★☆☆
地名からその土地の歴史が見えてくるのが面白かった。
15年ほど前に2万円くらいで買った世界地図を引っ張り出してきて、地図を見ながらこの本を読んでみると、
実際の地形と一緒に、周りの国の影響や歴史が一緒に見えてくるようで、ただこの本を読むより楽しめたと思う。
前の方のレビューで間違いが多いという内容も参考にさせていただくと、折角知ることを楽しむ本なんだから、正しい知識を得たいと感じましたので、星3つにしました。
間違いの多い本 ★☆☆☆☆
ずいぶん間違いの多い本ですね。

高校生程度の世界史の知識でも十分間違いを指摘できると思います。

「その匈奴も、前一世紀に後漢との攻防で南北に分裂し、南匈奴は後漢に降伏、」(129ページ)
前一世紀に後漢が存在しないのは高校生でもわかります。

「一五二六年、ティムールの直系の子孫で、チンギス・ハンの血をひくといわれるバーブルはインドに侵入し、ムガール帝国をおこす。この帝国は約二世紀にわたって続いたが、」(132ページ)
ムガル帝国は1526年から19世紀まで続いたんだから、なんで「約二世紀」なのか?

あと、矛盾する記述も多いですね。

「国名のマレーシアは、マレー半島の名にちなんだもので、そのマレーには、インド南部のドラビダ語でマラヤ(山地)という意味がある。」(P1!38)

「マレーシア Malaysia サンスクリット語のmalaya「山地」に由来する。」(P273)

マラヤはドラビダ語、サンスクリット語どっちなんだ?

このようにいろいろな間違いが多い本です。

きまじめに書かれた恰好の入門・啓蒙書 ★★★★★
冒頭から面白いエピソードを並べて読者の興味を引く、などといったケレンさはないけれど、いかにもまじめな研究者がきちんと書いているところに好感が持てます。新書は(特に最近の新書ブーム以降は)本の内容は玉石混淆、「アタリ」の方が少ないほどですが、本書をはじめとする「21世紀研究会」の本にハズレはありません。普通なら、もっと内容を延ばし延ばしできるところを、濃厚なまま凝縮した感があり、変な言い方ですが、その意味でもお得な1冊だと思います。
面白い地名がたくさん出てきて楽しい! ★★★★☆
地名というのはそのいわれを探っていくととてもおもしろいことを現している本。
地名は地名として知っているが、その名前の意味を聞くと、名前がつけられた当時のことが想像できて、頭の中にもう一つ地図が描ける。

面白い地名がたくさん出てきて楽しいのだが、次々に興味がわいてくるので量的に物足らない気がした。それにしても、面白いところに目をつけた本だと思うし、そういう視点をもたらしてくれたことに感謝したい。
外国旅行の際には、「地名事典」というものがあれば、買おう、と思った。

歴史の勉強のおつまみに ★★★★☆
新書らしい軽いが教養を養える1冊です。
地名には必ず由来がある。
日本の地名なら、漢字からある程度は想像付くこともあるだろうが、
外国はそうはいかない。
それぞれの言語の表現があり、その名が文化・伝統を現していることが多いのだ。
世界の歴史を学ぼうとするとき、地名に対する興味関心は必須だ。
世界史を学んでいる学生さんにもお勧めの本である。