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泣き虫弱虫諸葛孔明〈第1部〉 (文春文庫)

価格: ¥1,008
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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笑いが止まらない!! ★★★★★
ただのパロディーとかだけではなく、ちゃんと「三國志」と「三国志演義」プラス他の中国の史書からの引用などの裏づけがあったうえでの、この酒見三国志!
小学校の頃からあらゆる参考文献など読み漁った筋金入りのマニアですが、もう笑いが止まらない。
続きが読みたくて徹夜しかけ、通勤電車で読めば、こみ上げる笑いを抑えるのに必死と、もう私は超はまりました。
あまりに三国志を読みすぎて、おかしいとか疑問に思わない話の前置きとか伏線とかへ理屈とかを見事に指摘。それをまた楽しく書いていただけて目からうろこ&同じことを考えていた人がいたんだとか妙に感動したり。
お笑い番組より笑えています。私にとっては超息抜き&憩いの酒見ワールドです。
万人に勧めたい ★★★★★
三国志の予備知識無しで、鄭問画集―鄭問之三国誌を参照しつつ、一気に読んでしまいました。
毎日、思い出し笑いをして日常生活に支障を来す程、面白いです。
全ての武将がイメージを壊されている中、張飛だけは、鄭問さんの絵でも盗賊の様で、あまりにイメージが合うのも可笑しいです。

韜晦趣味とは、現実的に検証すると、なんとはた迷惑なのか、という諸葛孔明の隠された才能にクローズアップされた小説ですが、酒見さんは中国の古典を題材にした話に、日本の読者が何を求めているのか、本当に良く分かっておられると思います。古代中国のスケールのデカ過ぎる法螺話、大好きです。

惜しむらくは、時事ネタやパロディ、現代的な言い回しがふんだんに織り込まれているので、リアルタイムで読むのが最も面白いということです。第三部が未だ刊行されていないといことが、悔しくてなりません。
それでも、著者の広範過ぎる知識で、私は、(漫画やゲーム、春秋時代前後については、簡単な知識を持ってますが)恐らく半分も元ネタが分かっていないので、まったく知識がなくとも楽しめるのではないでしょうか。

重厚な装丁ではなく、ティーンズ向けにイラストにして、魅力的な挿絵を入れて新たに刊行すれば、バカ売れすると思うんですけど、出版社の方は考えて頂けないでしょうか?
飾っといていいような才能ではないです。
声を出して笑いました ★★★★★
コーエー三国無双に始まり、映画レッドクリフ、横山光輝三国志、吉川英治三国志、と来て、
5つ目の三国志です。
ゲームや映画を数に含めるな、と怒られそうですが
とりあえずこれが、私の三国志の歴史なわけです。
吉川英治をついこの間、読み終わり、関羽の最後と、作者の孔明像を読み
涙してしまったばかり。
なのに、今回は、笑う笑う。
昼休みに職場で読んでても、思わず声出して笑ってしまい不審な目で見られました。
その上、何読んでるのか聞かれて「諸葛孔明」と答えたため、さらに不審な目。
確かに、普通「三国志」と笑い(爆笑)は結びつかないですよね。

ってなくらいに、面白可笑しい本書なのですが、
ただ単に面白いだけでなく、色々ありがたい本でもありました。
横山・吉川三国志を読んだだけでは、よくわからなかったことが何個かあったのですが、
この本でなんだか納得できたことが何点かありました。

1.劉備は、取り立てて言う程、清廉潔白にも思えないし、
  気のいい人間なだけに思えるのに、なんでこんなに人望があるのか?
2.劉表が戦争を避けてたことは、そんなにいけないことなのか?
3.曹操は割と主人公になれそうな器にも思えるのに、なんで悪者なのか?
4.孔明ってそんなに素晴らしい人柄だろうか?

本文を読んでいただけでは、よく理解できなかったことを
スパスパスパパーンと斬ってくれました。うーん、納得。
例えば2の疑問の答え、「劉表は平和ぼけした日本人」。
「あー、そうか、乱世の時代にこんな君主は弱るよな、っていうより悪だよなー」
目から鱗でした。
大笑いしながらも、すんなり納得してしまい、えっ、完結してないの、続きまだ出てないの、と
ただ今うろたえてる最中です。
続きが待ち遠しい・・・
抱腹絶倒 ★★★★★
物語としては、「三顧の礼」に至るまでの諸葛孔明が描かれているのですが、とにかく、抱腹絶倒、笑い転げました。

今まで「三国志」の物語の中で紹介される諸葛孔明しか知らなかったので、臥竜計画の話や黄氏との結婚に至る顛末、そして黄氏の作る自動機械の話など、今まで良く知らなかったエピソードを楽しく読むことが出来ました。

それ以上に、今まで知っているエピソードにしても、作者の人を食ったような語り口と、信じられないような人物造型や解釈によって、笑わされ通しでした。
もちろん、こんな「三国志」は読んだことがありません。
結構長い話なのですが、そんなことを忘れさせる面白さがありました。
三国志マニアのための一冊 ★★★★★

この本を読むには、事前に「まともな」三国志の小説を読んでおく事をお勧めします。
すると、この本の面白さが倍増します。

軽い語り口で意表を突く展開が次々と出てくるので、
おそらく三国志マニアな人ほど笑えると思います。

基本的には三国志演義なので、お気軽にどうぞ。