特集は、表紙にもあるとおり「60's Rock」です。

　Part 1では、「1年ごとに、見開き2ページ」という形で、当時の音楽シーンの変遷について書いてあります。
（1965年・見開き2ページ、ページをめくると、1966年・見開き2ページという具合です。
　1960年 & 61年は、ひとくくりにしてあります）
　60'sは、THE BEATLES, THE ROLLING STONES, Bob Dylan, Jimi Hendrix, THE WHO, THE DOORS などなど、
未だに色あせない偉大なバンド・ミュージシャンが登場します。

　Part 2では、「60年代・ベストアルバム100」が選出されています。

　特別付録の別冊「60年代ロック」は、過去のインタビューを掲載。
THE BEATLES (1966, Paul McCartney, ロック史上初のスタジアムライブ・直前インタビュー)
THE ROLLING STONES (1965, N.Y.での記者会見）
THE WHO (1989, Pete Townshend, 激動の60年代を総括）
THE DOORS (1969, Jim Morrison, 日本唯一のJim Morrisonインタビュー）
Bob Dylan (1994, 60年代について、自分のルーツについて）
Iggy Pop & THE STOOGES (1993, Iggy Pop, THE STOOGESの結成から解散まで）。。。となっています。

　他には、PAVEMENT, ASH, COHEED AND CAMBRIA などなど。

　特定アーティストの特集ではなく、「60's Rock」という大枠での特集なので、
人によっては、敬遠しがちな感じもしますが。。。
　「Big Nameだらけ！」「伝説だらけ！」「かなり濃厚！」です
　
　80年代以降は、同じようなバンドばかりの状態（いわゆる「ブーム」）になりがちなのですが、
この頃は、「個性豊かなアーティストが、それぞれ自分の音楽をやっている時代」です。
　「ふところの深い時代だな〜♪」「うらやましい〜♪」とも思いました。

　「60's リアルタイム世代」、「60's Rockファン」に、オススメですが。。。
それよりもオススメしたいのは、「60's Rock初心者」
　「60年代・ベストアルバム100」は、入門者にとっては、かなりの「宝の山」状態です。
（逆に、ベテランには不要では？ 単純計算すると「10年・100枚ペース」 =「1年・10枚ペース」になりますから。。。）

　で、最もオススメしたいのが、「若いRockファン」（特に、10代！）
　「若い頃に、違うもの・異質なものに触れる」というのは、とても大事なことですよ♪