3Dのフィールドで、リアルタイムに忍者を操作してステージをクリアしていくアクション。シリーズ4作目にあたる作品で、1作目『天誅』の正統な続編。各ステージでプレイヤーに用意されているのは3Dポリゴンのフィールドとそのステージのクリア条件のみで、そのクリア条件をどう満たすかは完全にプレイヤーの自由。その自由度の高さが本作最大の魅力となっている。

   クリア条件を満たすには、たとえば、さまざまなアイテムを駆使する。これはフィールドの特性を見極め、各アイテムの使い道を考える部分にパズル的思考をかきたてられるだろう。ともすれば敵に1度も見つからずに敵を全滅させるようなこともできる。もちろん、難易度は高くなるものの、敵と正面から斬り合うといった爽快感を求めるプレイも可能だ。プレイヤーが忍者であることとシステムがうまくマッチしている作品。（片井 美樹雄）