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麒麟の翼 (特別書き下ろし)

価格: ¥1,680
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: 講談社
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柊舎《目指せ、1日1冊!》 ★★★★★
●3月新刊●
ナイフに刺された男が日本橋の欄干にもたれて死亡した。
刺された場所は離れていて、しかも橋のたもとにある交番に寄ることもなかった。
その事件に、加賀恭一郎が当たることになった…。
◆『新参者』が人形町、今回は日本橋をも含めて舞台にします。
人形町よりも日本橋には土地勘がある私、頭の中で被害者が歩いたルートを思い浮かべながら読んでおりました。
日本橋の中央にある麒麟像はお気に入りではあるんですが、この翼があるので麒麟というよりグリフォンだよな~と思っていたのです。でもこの翼に「ここから全国に羽ばたいていく」なんて意味があるとは知りませんでした。変とか思っててごめんね。今度からは素敵な麒麟だとちゃんと思うからね。
さて『新参者』は連作短編だったためか、どこか江戸時代ものの人情物語っぽさがあったけど、今回はそんな部分が減っています。
それは物語的なこともありますが、容疑者の恋人も、被害者の家族をも傷ついていく姿があるからではないでしょうか。癌細胞のように広がる苦しみがなんとも重く苦しいのです。
その中で親とは何なのか、親として子に何をすべきか、親だけでなく大人が何を教えていくべきか…という部分が心に残りました。
偏食文芸 ★★★★☆
加賀恭一郎シリーズですね。

今回も舞台は日本橋。というか日本橋です!

今作は加賀恭一郎がいっぱい出てきます(主役だから当たり前か)
前面的に出てきているかんじですね。
いとこの松宮もなかなかしっかりしてきましたよ。

「赤い指」「新参者」を読んでからのほうが楽しめます。もちろん今作だけでも大丈夫ですが。

「眠りの森」以来の加賀恭一郎に恋の予感が・・・!?(勝手に思ってました)

ただ加賀シリーズってことで僕のハードルを上げてしまって。
期待がたかかった分、4つ星です。
ニシノのオススメ ★★★★★
加賀シリーズ待望の最新作。舞台は前作同様日本橋であるが、そこに潜む次から次に繰り出される謎に、加賀恭一郎が挑む。

サラリーマンの死、被疑者は昏睡状態、さらには七福神。事件の謎が解けぬまま物語は佳境へと進むが、加賀が一筋の光を見出したのは、ほかならぬ自身への父親の感情だった。

物語はゆっくりと、しかし確実に進みますが、やはり事件の謎は「感情」というところに行きつきます。登場人物の心情も多彩で、誰が犯人なのかまったく予想できません。

ただ、最後の最後で導き出される答えには、やはり驚きを隠せませんでした。加賀たちが確実に動き続けたから得られたのでしょうが、悲しくも、最後には希望が滲み出る終わり方に納得できます。
柊舎《目指せ、1日1冊!》 ★★★☆☆
●3月3日発売予定●
『新参者』から1年半…加賀恭一郎シリーズ新作!