キャメロット制作のRPG『黄金の太陽 開かれし封印』の続編。さまざまな能力を持つ精霊ジンを装備することで「エナジー」という魔法のようなものが使えるようになり、戦闘では攻撃手段として、フィールドでは謎解きの方法として使い、破滅する世界を救っていくというRPG。前作で好評だったシステムはすべて踏襲しながら、ゲームのキーとなるエナジーを一新している。新しいエナジーの登場により、戦闘では新たな戦術が必要となり、フィールドではより練りこまれた謎解きが楽しめるようになった。
本作の主人公はロビンではなく、なんと前作の敵として登場した青年ガルシア。物語は前作の終盤、ロビンたちがヴィーナス灯台を向かうあたりから始まる。ガルシアは、錬金術復活をもくろむサテュロスとメナーディーのあとを追いながら行動を開始する。行方不明になっていたシバ、ガルシアの妹のジャスミンも登場し、ドラマはより複雑に絡み合いながら新たな物語が展開される。(池村慎一)