単純に不思議
★★★★☆
序文はエハン・デラヴィ氏が14ページも書いてくれています。
私は聖書、旧約聖書は読んだことがないが本に引用されたものは読んだことがある。
・・・なるほど、確かに著者やデラヴィ氏が熱く語るのも解る。
本文は著者がシュメールの粘土板や石版から解読した、そのままなのである意味「物語」を読んでいるようだがその内容は聖書、旧約聖書に似ている・・・。
人類がどうやって造られたか、アダム、イブの原型は・・・という話もある。
シュメールではエディン・・・聖書ではエデン・・・冗談かと思った。
他にも同様の表記がある。
真似をしたのか、真似をされたのか。
古物の年代測定法があやふやである以上なんとも言いがたいが、これが本当にオリジナルの実話だとしたら某書の方が真似だろう。
ただ、飛行船、宇宙船、神殿の類が大洪水があったからといって後世に発見されないのも疑問。
「神々」が撤収したからとって巨大なものであれば残っていそうだが。
古代の核戦争の話も記載されているがその兵器は一体何処へ消えてしまったのか?
これらの疑問はこの本に限ったことではないが。
人類の創世もハイテクのようなローテクのような・・・本当だろうか?
「神々」の人間模様が生々しいので私のイメージする(詳しく読んでいないから)聖書の神には通じる。
いろんな意味で面白い話ではある。
この本のコンセプトは「シュメール版の聖書」なので著者の調べた石版や粘土板の写真が無かったのは寂しい。
参照図はあったがピンと来なかった。
なので星4つ。