第1作となる本作は、地球へ到着した赤ん坊が地球人クラーク・ケントとして成長しつつ、その力を自覚してスーパーマンとなっていく少年時代が実に丁寧に描かれ、大都会メトロポリスへ出てからの展開にも説得力を感じさせる。また、スーパーマンの実の父をマーロン・ブランド、原作においても宿敵中の宿敵・悪の救世主レックス・ルーサーをジーン・ハックマンが演じており、アメリカでは子供文化とされるマンガを原作としながらも大作としての貫禄を失わない。(田中 元)