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バッハインベンション 全音ピアノライブラリー

価格: ¥945
カテゴリ: 楽譜
ブランド: 全音楽譜出版社
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初心者には使いづらい。 ★☆☆☆☆
鑑賞目的もしくは音を鳴らすだけならこの版でも構わないが、弾くことを目的に使うのならbun514さんの通り市田版を使うのが一番だと思う(他出版なら、ウィーン原典版でもOK!)。

昔、ぼくはこの楽譜を使った経験はあるが、解説が別のページに書かれてあって参照するのが面倒だった(特に3声のインヴェンションにて、中声部の右手と左手の変え位置を参照するのが苦痛でもあった)し、使いづらい印象があった。
イマイチですが、あえて褒めてみると ★★★☆☆
これは練習曲で有名な(悪名高い?)、ツェルニー(1791‐1857年)が編集したインベンションです。
当然、ツェルニーの時代に流布していた版に基づく校訂で、新バッハ全集(1950年以降)はおろか、旧バッハ全集(1850年以降)の研究を踏まえているかどうかすら怪しいので、原典版に比べ信頼性はありません。

それでもあえてこの版のメリットを挙げるとすれば、
・丁寧に強弱などが付けられているので、現代のピアノで弾くことを考えたとき、表現についてはそれなりに参考になります。
 もちろん、バッハによるものではなく、ツェルニーによる後付けなので注意が必要です。
・市田版に比べれば簡潔ですが、必要最小限の解説がついています。
 ヘンレ版などは解説がほとんどないので、解説のない原典版のみで学習するのはつらいところでしょう。
・運指はごく一般的なものなので、やや特殊な市田版などの運指と比べて検討してみる、といった利用方法があります。
・安価なので、鑑賞するだけの人は、この楽譜でもよいでしょう。
 私もはじめは鑑賞目的で買いました。

注意すべき点は
・上記のようにバッハの意図を反映していないところがある。
・特に、装飾音を改変している箇所がある。
 例えば有名なところでは、インベンション1番のトリルをモルデントに改変しているなど。
 シンフォニア5番をこの楽譜で弾くのも、かなり問題でしょう。
・ツェルニー特有の、異様に早い速度指示。
 無視したほうがよいでしょう。バッハ自身は速度を一切指示していません。
このような点を承知の上で使うには、それなりに使える楽譜だと思います。

それから解説で、クラヴィコード(昔の鍵盤楽器)は持続音を出すことができた、とありますが、誤りです。クラヴィコードはヴィブラート(音を揺らす)を出すことはできますが、オルガンのような持続音は出せません。

各版の比較はリスト マニア「インヴェンション尽くし」に書きましたので、ご参考までに。
全音なら市田版をどうそ。 ★★☆☆☆
全音からはいろいろな版が出ていますが、解説つきのものとしては市田儀一郎校訂のものがベストだと思います。この版では初心者の人は弾けないでしょう。なお音大生や専門家には原典版が必要だと思いますが、どうせならヘンレでなくベーレンライターの方が良いと思います(市田氏もベーレンライターを元にしているため)。
なお、バイエルのあとにこの曲集は弾けません。バイエルの次には「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」をおすすめします。インヴェンションは、残念ながらバイエルのテクニックでは弾けない曲集です。バイエルやツェルニーには本格的なポリフォニーの課題がないので、いきなりこの曲集に入っても複数の旋律線を扱うことができず難渋し、結果としてバッハ嫌いになってしまう人が多いのです。
うぅ~ん ★★☆☆☆
この楽譜を使うのもいいけど、
やっぱり最初は原典版を使うのが1番でしょう。
しかも、インヴェンションだしっ、バッハだしっ!
バッハのインヴェンションなら、ヘンレ版がお勧めっ!
一生インヴェンション ★★★★★
ピアノをやめてもう何年にもなるけれど、雨がふる朝やぼんやり過ごしている夜など、ふと思いたつとバッハのインヴェンションを弾きます。天才グールドの真似をするわけではないですが、(真似できるわけもないですが)この作品集には、なぜかそういうふしぎな力があるようです。

時間が流れたあとに思い出すものというか、人生にとって基本的なものというか、そばにあるのが当たり前のときは「インヴェンションなんてつまらない」と思っていたりしていたのに、実は違っていたのですね。