時にどんな多くの言葉やテクニックをしても伝わらないものがあります。特に近代化、西洋化といったことで多くの情報がありとあらゆる所にあふれている世界で、本当に私達人間にとって大切なものとは何なのかを、あらためて教えていただいているような気がします。読んでいると、ふと日本人でよかったと思える本です。
壁にぶつかった時、どうして良いか分らない時に開くと何気に答えが見つかります。
今私に元気をくれる一番大切な人へ、私から何も伝えられないももどかしいおもいからせめてすばらしい言葉をとおもい1冊、7年間日本で日本語を勉強し、そして働いていたアメリカ人の友人が帰国することになり、こんな日本語もあるよという思いで1冊プレゼント。仕事をやめて悩んでいた友人にも薦めてしまいました。一人でも多くの方に読んでいただきたい良書です。
毛筆で書く、彼のメッセージは味わい深いだけではなく、非常に重い。彼のメッセージを聞いて、人それぞれ何かを思い出し、感じることは必ずあるはずだ。次のページをめくることがもったいなくなるくらい、現在開いているページのメッセージについて思いにふけりたくなる。私のお気に入りは「そのとき どう動く」。左記のようにパソコンの文字ではなんともない言葉も、彼の毛筆で描かれれば、重みが出てくる、たった8文字の不思議な言葉である。
彼のメッセージを読んでいるとイメージから金八先生が全く消えてしまう。それだけ、本書のインパクトは強い。一通り目を通したけれど、この本は何度も繰り返し、読まなくてはならない。今日はこのメッセージに共感し、明日は違うメッセージに共感するだろう。
元気になれます