フィンランド発~衝撃のソウル・シンガー出現!
「北欧のスティーヴィー・ワンダーかカーティス・メイフィールドか、衝撃のソウル・ジーニアスの登場!」という宣伝文句につられて、このトゥオモなるシンガー・ソングライターのデビュー作『マイ・シング』に耳を傾けたが、70年代ソウルのエッセンス溢れたサウンドに天性のメロディ・センス、個性的でファンキーな歌声に思わず鳥肌が!
聞けばこの男、華麗なソウル・シンガーへと転身するまでは、欧州の名立たるコンペティションで優勝をさらってきた世界的なジャズ・ピアニストとして活躍していたそうで、只ならぬ才能の持ち主であるは明らかだ。早くも奇跡の名曲と称される「Dont't Take It Too Hard」を筆頭に、ビートルズやビリー・ジョエルの雰囲気漂う「So Surreal」など驚きのナンバーがズラリ! この衝撃はジャミロクワイやレニー・クラビッツがデビューした頃の感じと似ている!(The Walker's 加瀬正之)