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鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)

価格: ¥610
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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長編に満足 ★★★★☆
「鬼平の全編読破は老後の楽しみにとっておこう」と考えたのは30代始め。なのに40代半ばで待ち切れずに読み進めている。15巻は長編で、いつもの細切れの時間では読み切れないだろうと気が重かったが、あっという間に終わってしまった。地理的に広範囲を動くが、筋立てはすっきりしている。盗賊や密偵、同心たちなど登場人物が短編に比べ格段に多いのに(新登場もたくさん)、それぞれの性格がくっきりしていて今後の活躍が楽しみ。印象に残ったのは、トップ平蔵と上級管理職佐嶋との呼吸の良さ。こんな関係で仕事ができたら、そりゃやりがいあるだろうなあ。
シリーズ初となる長編です ★★★★★
鬼平シリーズ初の長編となる1冊です。
ある夜、平蔵は見知らぬ凄腕の男から、いきなり襲われます。なんとか難をのがれた平蔵ですが、その半年後、鬼平を襲ったのと同じ腕と思われる男から、二夜続けて、平蔵配下の腕利きの同心が殺害されてしまいます。何者かが、盗賊改方に挑戦しようとしているに違いない。平蔵は配下の同心・密偵の全員を動員して捜索を行いますが、相手の素性・企みが要としてわかりません。
通常の鬼平シリーズの面白さ・味わい深さに加えて、サスペンス小説的面白さが楽しめる長編ならではの1冊です。また、鬼平ファンであれば、おなじみの同心、忠吾にお嫁さんが見つかるのも見逃せない所ではないでしょうか。