夏の足音が近づいてくる・・・・?!(;'Д`)ハアハア
★★★★☆
(;'Д`)ハアハア 上人ケ浜公園から見る別府湾が何かを語る・!!
街が異国人に乗っ取られる・・・未来予知!!
そして時間がスローな 別府湾!!
また由布院へ行きたくなりました
★★★★☆
2年ほど前に家族でいった由布院のことが気になって読みました。現地での体験を思い出しながら、読み進めるうちに、なるほどそうだったのかと頷くことしきり。
町おこしや地域ブランドの話になるとよく例として取りだたされる由布院ですが、こうして町の歴史を知ると、目先の利益や華やかさを追って広告代理店やコンサルティング会社が気の利いた企画を立てても、結果として決してうまくいっていない大概の「町おこし」の状況がよーく分かります。
またあの山間の温泉につかりに行きたくなりました。
明日は大分、由布院です
★★★★☆
明日から家族旅行で由布院に行くので読んでみました。
中谷健太郎、溝口薫平から藤林晃司や中谷太郎、桑野和泉へ、そして多くの若者達に引き継がれていく由布院のまちづくり。
昭和50年ごろの「玉の湯」小林秀雄のアイデアから森林学者に植樹する樹木をきめてもらったというくだりは、私の心を動かします。
明日泊まる旅館は変更できないから、次回は是非、「玉の湯」に行ってみたいと思いました。
「まちづくり」ってよくJCなんかで簡単に言われているけれど、この本を読んで、信念っていうものが必要なんだなとつくづく思いました。そして、こういうことに夢中になれる人たちを少しうらやましく思いました。
生活=観光というコンセプトを育てた40年
★★★★★
現状を変えることの難しさ、そして現状を維持することの難しさ。同書は由布院の「まちづくり」をとおして、そんなことを教えてくれる。
年間の観光客数は三百八十万人、宿泊者数は九十五万人の由布院は、国内ではトップクラスの人気を誇る温泉地である。豊富な温泉に恵まれたこの盆地も、今から四十年前は観光客もほとんど訪れない、田んぼや畑の広がる田舎の温泉地だった。隣には別府という有名な観光地があり、そのまねをしたまちづくりを選ぶ手もあったが、由布院の人たちは「小さな別府にはなるな」と別の道を選んだ。別の道とは、「その土地の生活そのものが観光」というもので、その発想は「亀の井別荘」「玉の湯」などに生かされている。
同書には、四十年前から現在までの紆余曲折と、現在、由布院が抱える課題が、中谷・溝口という二人の「まちづくりの達人」のエピソードを交えて、具体的に記されている。まちづくりを考える人のみならず、事業やイベントを成し遂げようとする人にとっても参考になるはずだ。
由布院の魅力を掘り下げる一冊
★★★★☆
本書は独自の魅力を持つ由布院の魅力に迫った報告である。環境とイベントという二つの要素を中心に、地域全体が互いをライバルではなく協力者として一つにまとまり、観光地を作り上げたその過程を筆者は小さな奇跡と呼び、その要件と魅力を探ろうとしている。
二人のまちづくり達人として、中谷健太郎溝口薫平という、ドイツ視察を元にした観光地としてのコンセプトの主導や手作りイベントの立案の中核になった人材と、反発、考え方のズレを乗り越えてその思想に共鳴した地域の人々の活動(牛喰い絶叫大会などのイベントへの協力、環境保護運動の実施など)、外部からやってきて由布院を評価、あるいは由布院の発展に協力した人々など、由布院を生み出した人々が掘り下げられて語られている。
また、現在、そして未来の由布院についてということで、観光客の増大に伴う環境の悪化、交通事情の悪化への対応策、コンビニの出店などに伴う商業主義への対応、新規居住者との意識の共有、汚職事件を機に始まった町議を通じての行政への参加、プロジェクトXでの放送とその後など、由布院の現状と未来に繋がる由布院の動きについても触れられている。
観光地として、あるいはプロジェクトXの舞台として、由布院に興味を持った人にお勧めする、由布院の魅力を掘り下げる一冊である。