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別れの後の静かな午後 (中公文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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別れの後の静かな午後 ★★★☆☆
別れがテーマとはいえ、さわやかな印象のお話が多かった。
男性の視点で書かれている文章が新鮮で、不思議な透明感がある。
「球運、北へ」が一番気に入った。
大崎善生節だな ★★★★☆
出会いと別れを回想する大崎善生の典型的なパターンで淡々とした作品集です。
大崎善生好きじゃなければ退屈するかもしれませんね。そこが好きなところでもあるのですがw
忘れかけていた誠実さ ★★★☆☆
決してレベルの高い小説ではないんですが、そのせいで
10年後でも10年前でも通用するようなところがあります。
逆に言えば、「大崎善生」でなければ味わえない何か、
というものはほとんどない気もします。

ただ、何か目新しいものを見せて気を引こう、とするような
商売っ気が全くないところに不思議な落ち着きがあります。
凡庸で誠実…ふつーの人がふつーであることが、世界の
基本なんだよな、としみじみしました。

時々いい装丁で出してますよね。私も完全にジャケ買いでした。
今後も、装丁さえよければ買ってもいいかな、という感じです。

ちなみに村上春樹に似ている、という意見がありますが、
全くそうは思えません。少なくとも昔の村上春樹にあったような
新しさ(あるいはそれをめざしたもの)は、全くこの人の作品には
ないです、いい意味でも悪い意味でも。大崎さん本人が聞いたら
けっこう心外に思うんじゃないでしょうか。
オオサキ・ブルーを求めて ★★★★★
私は大崎善生の小説が大好きで、文庫だけですが出れば必ず買って読んでます。(単行本の方はお金がなくてなかなか買えず) 今作は短編集ですが、一話読むと次も読みたくなり、結局一気に読んでしまいました。装丁もイイですね。


北海道とヨーロッパでの生活と風景、回想語り、出会いと別れ、振り返っての心境と現在位置再確認…氏の作品に多いパターンで、相変わらずだなあとも思いますが、それでも求めて読みたくなります。


小説のレベルとしては決して高くはないのだろうし、今後大崎氏が小説関係で大きな賞をとるようにも思いませんが(ファンでありながら失礼)、一読者としては今後もオオサキ・ブルーをずっと追い続けるだろう、そんな良質な作品です。今作もオオサキ・ブルーに浸ることができました。
午後の最後の芝生? ★★★★☆
既に他のレビュアーさんからの指摘があるように、この人の作品は
非常に村上春樹氏の作品、それもノルウェイの森前後までの作品と
似たような雰囲気があります。

表題作も、村上氏の傑作短篇「午後の最後の芝生」とタイトル自体が似ていますし、
どの作品の内容も村上氏の作品を読んだときに似た感覚を覚えました。
決して批判しているわけではなくて、僕はこの人の作品結構好きです。
近年の村上氏の作品に馴染めない人には良いかもしれません。

一番気に入ったのは「球運、北へ」です。主人公のガールフレンドが非常に魅力的な
キャラクターに描かれていて、ラストシーンで感じさせつ2人のこれからも、
とてもいい感じです。