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バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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ちょっと笑える、N響の裏舞台 ★★★★★
 これは2005年に刊行された『バイオリニストは肩が凝る』を改題したものです。だから、以前に読んだ人はまちがって購入しないように。わたしは、わかっていたけど買ってしまいました。ハードカバーはベットで寝ころびながら読んでいると肩が凝るからです。というのは冗談で、このような名文には、いろんなところで気軽に触れてみたいからです。家でじっくり読むのもいいけれど、文庫になったので電車の中や病院の待合室などのちょっとした空き時間に、さっと開いてうふふと笑うのがちょうどいいと思います。それに、文庫本にはあとがきがもういっこあるし(改題の言い訳?)。ハードカバーには奥付に著者のモノクロ写真が付いていましたが、文庫の方にはカラー写真が載っています(ちょっと美人になっているような……)。本文には著者のお顔の話題がよく出てくるので、真意のほどはこの写真で確認してください。うれしかったのは、私の大好きなヴァントが褒められていたことです。きっちり練習する方なので嫌われているんだろうなと思っていました。
『バイオリニストは肩が凝る』改題 ★★★★☆
NHK交響楽団の第一ヴァイオリン(舞台に向かって左側の手前2列ですね)に所属する鶴我裕子氏のエッセイ集。

久々に面白い音楽書を読んだ。
切れのいい文章で、オーケストラと指揮者の関係などが本音丸出しで書かれている。3箇所で泣き、19箇所で(声を出して)笑った。ニンマリは数えきれず
鶴我さんにはもっとたくさん書いてほしい。
クラシック音楽ファン以外の人に面白いかどうかは??? ★★★★★
クラシック音楽やオーケストラや指揮者に興味がない人が読んでもこの面白さがわかるだろうか?
いや、この本に登場する指揮者の多くが死去されたり引退されたりして、最近の指揮者しか知らない世代のファンが読んでも面白いだろうか?
したがって、万人に「面白い」と太鼓判を押すことは出来ないが、多少なりともその世界(演奏会場、テレビ放送など)を知っている聴衆(私を含む)にとっては、めちゃくちゃ面白い。
かつてN響の演奏会に良く通っていた時期に、N響のプログラム(フィルハーモニー誌)に掲載されていた頃も、毎回楽しみにしていた。
何度、演奏会場でニヤニヤしたことだろう。
このユーモアのセンスは半端ではない。
おもしろい ★★★★★
 NHK交響楽団のバイオリニストである著者が、自分の音楽修行時代、指揮者や同僚の楽団員たち、音楽活動、音楽家としての日常生活などなどについて語った本。
 
 この手の話には「単なる自分の自慢話?」というものが多いが、本書はそんな感じが全くない。
 文章や語り口もくだけた部分が多いのに、すこしもそれが嫌味に感じられない。

 書かれているエピソードや指揮者の人物評は「へえー、そうなのか」と興味深いものがたくさんある。
 
 ざっくばらんな語り口の中にも上品なユーモアが感じられる魅力的な本です。
 楽しめます。お勧めします。
 
素直な楽員の気持ちが分かる ★★★★☆
著者はN響のバイオリン奏者。自分はオーケストラは発行している月刊誌に掲載されている彼女のエッセイのファンである。オーケストラでの演奏生活の感想のほか、入団にまつわる秘話?、指揮者に対する寸評など、さりげない中に音楽家としての鋭い一言も添えられているのが読みどころ。同じオーケストラ楽員にも盛んにエッセイなどを出している方がいるが、音楽啓蒙や自分の演奏自慢のような話もかなりあって読んでいて閉口する部分もあるのだが、本書にはそうしたものが無く、ノンビリと読み進められるのも嬉しい。