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オーケストラの職人たち (文春文庫)

価格: ¥570
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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楽しめます ★★★★☆
 1998年5月〜2001年4月に、雑誌「週間金曜日」に「裏方のおけいこ」として連載された文章をまとめたもの。
 楽器の運送会社、演奏旅行に随行する医師、写譜屋、調律師、チラシ配布会社など、オーケストラを支える裏方の仕事について記述している。

 もともと雑誌に連載されていたものだけに、内容も難しくなく、気軽に読める内容。
 きちんと調べ上げてから書くというスタイルではなく、自ら運送会社の仕事に付き添ったり、自分で電話して問い合わせたり、辞書を引いたり、新たにインタビューしたりで、その過程もなかなかおもしろい。内容も「へえー。そうなんだ。」と思わせる部分が多く興味深く読める。

 十分に楽しめる、良い本だと思います。
神は細部に宿り給う ★★★★★
 本書を一読し、最初に頭に浮かんだフレーズが、「神は細部に宿り給う」だった。大所帯のオーケストラだが、彼らの演奏がステージに載り、聴衆が耳にするまで、たくさんの裏方さんたちが仕事をしている。見えない仕事といえど、細心の注意が必要とされる、ないがしろにすることができない仕事、また細かい、時間勝負の仕事だが、関わる人の仕事への思い入れ、心の傾け方が、成果品ににじみでてしまう仕事。こうした仕事に対する「職人さん」たちの思い入れが、手にとるように伝わってくる。仕事は心でするものなのだなあと、改めて思った。
 
 職人さんの仕事もさることながら、本書で特に印象の残っているのが、文化メセナに関する一考。お金があればよいというものではない、要は文化を生活のなかにどのように消化し、血肉にしているかなのだとと気付かされた。
 
裏方の仕事 ★★★★☆
2002年に出た単行本の文庫化。
 もともと『週間金曜日』に連載された「裏方のおけいこ」をまとめたもの。『指揮のおけいこ』の続編にあたる。
 クラシック業界の裏方の仕事を色々と取材したもので、非常に面白かった。楽器の運送屋さん、ピアノの調律師、写譜屋、チラシまきなど、なくてはならないけれど、普段は我々の目に触れない人たちが紹介されている。岩城氏が実際にインタビューを行い、なかには一日アルバイトとして同行したものとかもある。
 文章の魅力はやや落ちているようにも感じたが、題材が面白いので、おすすめ。
この二番煎じはなかなか ★★★★★
岩波新書に不得意な人には格好な文庫です。
オーケストラの裏側というか、普段は思いもよらないことが、指揮者(と言うよりも関係者)の視点から綴られています。メニューインがアメリカのオーケストラに好評な理由には、目から鱗が落ちました。
読み物として楽しいです ★★★☆☆
普段よくクラシックのコンサートに行くクラシック通の人でも
楽しめて読める本だと思います。
簡単にいえばオーケストラ運営の裏方さんの話で…
楽器の運搬や、コンサートチラシのこと、写譜屋さんなんてものまで
出てきて、思わず「へぇ~~」とうなずく内容です。