予想外
★★☆☆☆
作家の神渡良平氏が「神様が教えてくれた幸福論」で取り上げておられたので、興味を持って購入しました。しかし、内容は難解で本当にわかりにくいものでした。途中まで読みましたが、とうとうギブアップしました。
古文書が現在語で書かれているのかと思ったのですが、高坂氏の個人的な意見のように書かれていたことも読み進めなくなった理由です。
筆者がうらやましい
★★☆☆☆
竹内文書などいまさら信じる人もそういないと思いますが、この本では事実が記されているという前提で進んでいきます。そして竹内文書に沿った事跡が数多くあげられます。やはり竹内文書は正しく、超古代の天皇家を中心とした社会こそ理想であるとしています。循環論法という無粋な突っ込みはやめておきましょう。
内容はトンでも以外の何者でもありませんが、筆者の純粋さだけは伝わってきます。超古代文明の痕跡を発見するたびに一々感動するところや何事もいいようにしか解釈しないところ、疑いを知らずに何でも信じるところなどは少しうらやましく感じました。
<注意>電車の中で読むのはやめましょう。噴出して周りの人に変な目で見られる恐れがあります。
読みやすく楽しいので竹内文書の入門にいいかもしれない
★★★★☆
竹内文書の解説書と言えば、古代の日本語の解釈に終始するようなものが多く、読むのがつらいのだが、この著者は前著でその解説は終わっているらしく、この本では「日本の天皇が天空浮舟(あめのうきふね)を使って世界を支配していた」ことの証拠を、物証、地名などの言葉から探して行く。
「竹内文書とインディアン伝説の共通点」「日本とアメリカを結ぶ縄文文化」「マヤ暦と古代日本の暦の共通点」など、非常に分かりやすく古代日本とアメリカとのつながりを探ってゆく。
特にアメリカ大陸の先住民であるインディオの言葉に残っている日本語は驚きである。
ブラジルに開拓移民として渡った日本人が、「奥地に行くほど自分たちより古い日本の入植者がいた」という言葉を残していることがそれを象徴している。
地名やインディアンの種族名の語源解釈に関しては素直に納得できないものも多いが、間違いとも言いきれないだろう。
全体的に非常に読み易く分かりやすい本である。竹内文書の入門にはこちらの方がいいような気がする。
牽強付会もここまで来ると芸術
★☆☆☆☆
元々偽書とか、「トンデモ本」と言われる竹内文書であるが、この本はこの文書を正史とした上で、南米での地名、名称などを例示して天皇が超古代世界から世界を統治していた、とするものである。本のタイトルが羊頭狗肉で、竹内文書そのものの解説ではない。
例えば、アメリカはイタリア人の名前に由来すると言うのは俗説で、南米を行幸した天皇が殺害を企てた3人の賊王を指でひねり殺したことから、他の諸王がこれを称え、「天の利(あめのり)」と言ったことに由来する、と強弁している。
正史かどうかは別にして、それなりの評価のある竹内文書の価値を徹底的に貶め、歴史に全く無知で、読む本がない暇人にはお勧めである。
面白い!
★★★★★
今この瞬間に日本に居て、日本人に生まれてきてよかったと感激。
この文書を否定する者あれば、この文書以上の証拠を用意すべし。