龍神との混血である外法師、弓削鷹晃（ゆげたかあきら）。彼は夜、笛を従人を起こさないように山中でふいていた。そして、ある夜、一人の老法師と出会う。それは彼自身も知らない過去へと迫る物語への始りだった……。幾多の運命が交錯し絡み合い動いていく平安の京、そこに安倍晴明でさえ手を焼いたという大百足が迫るとき、彼が京で見るものとは―――。　▼陰陽ノ京、第３巻。　▼主人公に固執し過ぎていないためにできるのですが、今回は、一巻に登場した、弓削鷹晃が少し過去を乗り越えて自らを受け入れていく話。物語本編の主人公である保胤や、晴明らは今回は彼の成長を助けています。そのため伯家の時継さまや影のヒロイン貴年はあまり物語に絡んできませんのであれですが……でも！　今回は砂夜姫がいらっしゃいます。砂夜姫萌え～。ってちがうちがう（笑）

【電撃】今話題の（？）陰陽師。有名な陰陽師の安倍晴明ではなく、弟子にあたる‘文章生・慶滋保胤’が主人公。この人は知らない人が多いはず（私は知りませんでした・・・）もちろん晴明もでてきますし、他にもいろんな有名人登場します。ちょっと難しそうかな？（私って無知だから・・・）と思ったけど、とても分かりやすく説明してあって勉強にもなっちゃたりします。名前しか知らない人とかも「こんな性格だったのかなぁ？」と考えたりもします。何だかとても優しい話ですね。

一年から三ヶ月に縮まった３巻目。この巻では主人公があまり活躍してない事が少々難。けど鷹晃さんの因縁やら新キャラ登場など＋要素が多いので私的には満足。
ちょっと表紙が暗すぎるかなぁと思いマスが。

ついに３巻発売です。
今回は保胤得意の説得話の通じない化けムカデが相手。
陰陽寮すら頭を悩ませる化け物を前に・・・。
相変わらず、おもしろいです。

５／１０発売。平安時代を舞台に陰陽師の活躍を描くシリーズ第三弾。竜神の血を引く青年外法師と謎の老法師。都に降る雨と復活した大百足・・・かなり甘めの物語ですが読みやすい端正な平安ファンタジーです。