質の向上を願う
★★★☆☆
英検の旺文社が出している語彙集なのでとりあえずこれを買っておきなさいと言いたいところだが、細部に目を通すと長所よりも欠点が目立つ。気になった点は、
expect, survive, illnessのような英検2級レベルの単語が多く見られる。語数を厳選して効率を謳う以上は英検2級レベルの語彙は排除すべきである。Part1では全体の4分の1ぐらいが英検2級の語彙集に掲載されていてもおかしくない語彙になっている。
本来熟語として取り上げるべきなのにコロケーションを無視して単語欄に載っている語がある。たとえば、copeはcope withの形で熟語欄に掲載すればよいのに単語欄に掲載されている。
見出しの語の例文が巻末に離れて載っているので確認がしづらい。また、exhaustのように単語の和訳と例文で使用されている意味が微妙に違うものがある。
英検準1級の受験者は本書を英検実施団体のお墨付きの単語集のような位置づけで買っていると思う。1500円と決して安価ではないのにCDは別に買う必要があるといった点も含め、やや試験実施団体の地位に甘えて企業努力を怠っているように私には思える。
生徒から英検準1級の単語集はどれが良いかを聞かれたときに、本書を心から勧められる内容に一刻も早くしていただきたいと願う。
CDを聴きながら熟語を覚えられる
★★★★☆
別売のCDを聴くのが中心で、この本は補助的に使っています。
片道10分の通勤のとき、エンドレスにカーステレオで流しています。
ABC順なので、アルファベットも想像しやすいし、単語の後に
日本語訳が流れるので一緒に口ずさんでいます。
この本に決めたのは、熟語編が充実しているからです。
熟語って、単語のつながりが重要なので、何回も耳で聞いているうちに
句動詞や前置詞との相性が自然に身に付いてきます。
それに、"sleep on (一晩考えてから決める)" とか
"be all Greek to (ちんぷんかんぷんだ)" のような熟語は耳からだけでも
けっこう覚えています。
私の使っているのは2003年版で、3枚組CDのうち2〜3枚目が
熟語編で、熟語編のみ例文も読みあげてくれます。
2008年に出た版では熟語のCDは3枚目だけになって、収録数も減ってしまったようです。
私には最高デス
★★★★★
英検3級から、ずっと旺文社の教科書を使い続けて2級までは確実にとってきました。
準1もコレで頑張れそうです。また結果を出したら書き込みしますが、ムダのない書だと思います。
私は初めに前半を赤シートで隠し出来ていない単語をcheckしておきます。
出来ない部分を後半の例文で何度も読み、10分も経たない間にまだ前半の単語の部分を赤シートで隠してcheckします。
地道ですけど着実に単語力はつくと思います。
CD付属ではない
★★☆☆☆
CDが別売りというのが欠点。
単語の羅列と例文の紹介が別の冊子に分けられているという構成なので、それを長所とみるか短所とみるかは人それぞれ。
普及率の高い単語帳なので、その人気に見合った利点があるのでしょうが、メモリボを併用しない場合の利点が見出せませんでした。
英単熟語の難易度に?
★☆☆☆☆
この本は4部構成でさらに付録がついています。
レベル1の単語805語、レベル2の単語390語、
レベル1の熟語345語、レベル2の熟語278語
そして別冊付録の単語編例文集。
レベル1では、
actually,environment,influence,species,affect,address,survive
といったとても準1級レベルとは思えない初歩的な単語から
quench,benevolence,lubricant,paralysis,dreary,fraternal,inerastic
といった難易度の高い単語までかなりバラツキがある。
さすがにレベル2になると難易度の高い単語のみとなり
準一級らしさが体感できる。
レベル1の単語のセレクションを見る限り
本当に統計的に選出されたものかどうか信憑性を疑ってしまう。
しかも、単語と例文がAtoZで羅列されただけで、
暗記効率に何らフォローが無いので、すぐに挫折してしまう。
この本の良さが全くもって見えてこない。